当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
「MT5」を使ってFXの自動売買をしたい方にとって、最初に迷いやすいのが「国内ではどのFX会社がMT5に対応しているのか」「EAを使った自動売買までできるのか」という点です。
MT5をチャート分析に利用できるFX会社と、MT5上から実際にFX取引ができる会社、さらにEAによる自動売買までできる会社は同じではありません。
私は2012年からFX自動売買を実資金で利用し、2014年からはリピート系FXの実運用・検証も行ってきました。
同じ「FX自動売買」でも、MT5上で自分でEAを動かす方式と、FX会社側が自動売買の仕組みを用意している方式では、設定方法や稼働環境がかなり違います。
この記事では2026年9月6日時点の情報をもとに、MT5でFX取引・EA自動売買ができる国内FX会社を比較し、それぞれの違いや選び方を整理します。
MT5でEA自動売買できる国内FX会社を比較
2026年9月6日時点で、国内のFXサービスとしてMT5を利用でき、EAによる自動売買にも対応していることを確認できる主な会社は次の5社です。
| FX会社・サービス | MT5でFX取引 | EA自動売買 | 最小取引単位 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Asahi FX | ○ | ○ | 1,000通貨 | 32通貨ペア・2026年開始 |
| 外為ファイネスト | ○ | ○ | 1,000通貨 | MT4・MT5の両方に対応 |
| OANDA証券 | ○ | ○※ | 1,000通貨 | EA対応のスタンダードプランあり |
| フィリップ・キャピタル証券 | ○ | ○ | 1,000通貨 | FXに加えてCFDもMT5に対応 |
| アヴァトレード・ジャパン | ○ | ○ | 1,000通貨 | MT4・MT5の両方に対応 |
※「OANDA証券」はMT5のスタンダードプランではEAを利用できますが、裁量プランではEA・スクリプトを利用できません。
MT5という取引プラットフォーム自体は共通でも、取扱通貨ペア、スプレッド、EAの利用条件、最小取引単位などはFX会社ごとに違います。
そのため、「MT5対応かどうか」だけでなく、「自分が使いたいEAを動かせる環境か」まで確認して選ぶことが重要です。
国内MT5対応FX会社5社の特徴
Asahi FX
「Asahi FX」は、あさひマーケッツが2026年5月18日に提供を開始したFXサービスです。
MT5を採用し、32通貨ペアを1,000通貨から取引でき、EAを利用した自動売買にも対応しています。
MT5のストラテジーテスターを利用したバックテストもできるため、自分でEAを選び、検証して運用したい方の選択肢になります。
一方、2026年に始まった新しいサービスなので、「Asahi FX」自体の長期間の利用事例は、既存のMT5対応会社と比べるとまだ蓄積途上です。
「Asahi FX」の運営会社やMT5・EAの特徴については、こちらの記事で詳しくまとめています。
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Asahi FXとは?MT5・EA自動売買の特徴・メリット・デメリットを解説【FX】
外為ファイネスト
「外為ファイネスト」はMT4とMT5の両方を提供している国内FX会社です。
MT5では28通貨ペアを取り扱い、1,000通貨から取引できます。
購入したEAや自作したEAの利用にも対応しており、MT5だけでなくMT4のEAも利用したい方にとって比較しやすい会社です。
特に、すでにMT4用EAを持っていて、今後MT5も使っていきたい方は、両方の環境を比較できる点を確認しておきたいところです。
OANDA証券
「OANDA証券」では、東京サーバーのMT5を利用できます。
EAを動かしたい場合は「スタンダードプラン」を選ぶ必要があり、こちらは1,000通貨から取引可能です。
スタンダードプランでは40通貨ペアを取り扱います。
一方、「裁量プラン」もMT5を利用しますが、こちらはEA・スクリプトによる自動売買には対応していません。
同じ会社のMT5口座でもプランによって自動売買の可否が違うため、「MT5対応=必ずEAが使える」と考えないようにしましょう。
フィリップ・キャピタル証券
「フィリップ・キャピタル証券」もMT5でFX取引とEA自動売買ができる国内証券会社です。
FXは24通貨ペアを取り扱い、1,000通貨から取引できます。
特徴的なのは、FXだけでなく、株価指数や貴金属・エネルギーなどのCFDもMT5で取り扱っていることです。
FXのEAだけでなく、将来的にMT5を使ったCFD取引も検討したい方には比較候補になります。
なお、2026年にはMT5の認証方式についてセキュリティ強化が行われています。EAを常時稼働する場合は、最新のログイン・認証仕様も確認しておきたいところです。
アヴァトレード・ジャパン
「アヴァトレード・ジャパン」は、MT4とMT5の両方を提供しています。
FXの最小取引単位は1,000通貨で、MT5を利用したEA自動売買にも対応しています。
MT4も継続して利用したい方や、複数の取引プラットフォームを比較したい方には候補になります。
なお、2026年7月の仕様変更では、既存の一部口座についてEAの利用設定をサポートへ依頼する必要がある場合が案内されています。
EAを前提に利用する場合は、自分の口座でEAが有効になっているかも確認しておきましょう。
MT5対応FX会社は目的で選ぶ
MT5対応会社にはそれぞれ違いがあるため、「どこが一番いいか」を一律に決めるより、何をしたいかで選ぶ方が分かりやすいです。
- 2026年開始の新しいMT5サービスも比較したい → Asahi FX
- MT4とMT5の両方でEAを使いたい → 外為ファイネスト
- MT5で多めの通貨ペアから選びたい → OANDA証券のスタンダードプラン
- FXだけでなくMT5でCFDも検討したい → フィリップ・キャピタル証券
- MT4とMT5の両方を比較したい → アヴァトレード・ジャパン
ただし、EAの運用ではFX会社の名前だけでは決められません。
実際には、使いたいEAの対象通貨ペア、スプレッド、取引数量、約定環境、必要な証拠金、EAのロジックなども含めて判断する必要があります。
特に売買回数が多いEAでは、わずかなスプレッド差でも取引回数が増えるほど影響が積み重なります。
MT5でトラリピのようなリピート系EAを使う場合に、自作の難易度・VPS・スプレッドまで含めて考えたい方はこちらをご覧ください。
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MT5でトラリピのような自動売買はできる?リピート系EA・VPS・スプレッドを解説【FX】
FXTFとJFXもMT5対応だが同じ扱いではない
国内FX会社のMT5を探していると、「FXTF」や「JFX」も検索結果に出てくることがあります。
ただし、2026年9月6日時点では今回の5社と同じ「MT5でFXをEA自動売買できる会社」としては扱えません。
FXTFはMT5を開始したがFXは準備中
「FXTF」は2026年9月1日にMT5の提供を開始しました。
ただし、最初に提供されたのは商品CFDと暗号資産CFDで、FX取引については今後の提供予定とされています。
そのため、現時点では「MT5でFXのEA自動売買をするための口座」として今回の5社には含めていません。
FX対応が正式に開始された場合は、EA対応の有無や取引条件を改めて比較する必要があります。
JFXのMT5はチャート分析専用
「JFX」もMT5を提供していますが、MT5からFX注文を出すことはできません。
チャート分析専用として提供されており、実際の発注は同社の取引ツールを利用します。
したがって、「MT5でEAを動かして自動発注したい」という目的には該当しません。
「MT5が使えるFX会社」と「MT5でFX取引・EA自動売買ができる会社」は分けて考えましょう。
MT5でEA自動売買を始める前の注意点
MT5対応の国内FX会社を選んでも、それだけで自動売買が始まるわけではありません。
EAは「Expert Advisor」の略で、あらかじめ作られた売買ルールをMT5上で実行するプログラムです。
利用者側では、少なくとも次のような点を考える必要があります。
- どのEAを使うか
- どの通貨ペアで動かすか
- 取引数量をいくらにするか
- バックテスト結果をどう評価するか
- 最大ドローダウンや連敗に耐えられる資金を用意できるか
- EAを継続稼働させる環境をどうするか
MT4では主にMQL4、MT5ではMQL5で作られているため、「MT4で使っていたEAをそのままMT5へ入れれば動く」とは限りません。
MT4とMT5の違いや、EA自動売買ならどちらを選ぶかはこちらの記事で比較しています。
24時間に近い形でEAを稼働させたい場合には、PCを動かし続ける方法やVPSを利用する方法なども検討することになります。
パソコンの電源を切った場合の違いについては、こちらの記事でも解説しています。
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リピート系FXはパソコンの電源を切っても動く?VPS・MT4/MT5との違い【FX】
そして、バックテストで良い結果が出たEAでも、将来の利益が保証されるわけではありません。
EAの選択やPC・VPS管理をしたくないならリピート系FXも比較
MT5・EA型の自動売買は、自分でEAを選び、設定やバックテストまで行える自由度があります。
一方、その自由度が必要ない方にとっては、EAの選択や稼働環境の管理が負担になる場合があります。
国内FX会社には、MT5上でEAを動かす方式とは別に、FX会社側が自動売買の仕組みを用意しているサービスもあります。
| 比較 | MT5・EA | FX会社提供型の自動売買 |
|---|---|---|
| 売買ロジック | EAを自分で選ぶ・用意する | サービス側の仕組みを利用 |
| バックテスト | 自分で検証することが多い | サービスによって異なる |
| PC・VPS | EA継続稼働では検討が必要 | 基本的にFX会社側で注文管理 |
| 自由度 | 高い | サービスごとに設定範囲が決まる |
たとえば「ループイフダン」「トラリピ」「トラッキングトレード」「松井証券FX自動売買」などは、MT5へEAをインストールして動かす方式ではありません。
どちらが優れているというより、「自分でEAを選び自由に運用したいか」「FX会社側が用意した自動売買の仕組みを使いたいか」の違いです。
リピート系FXを含めて比較したい方はこちらをご覧ください。
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リピート系FX初心者向け比較|5サービスを始めやすさ・設定方法で選ぶ【FX】
MT5対応の国内FX会社比較まとめ
2026年9月6日時点では、MT5でFX取引ができ、EA自動売買にも対応している国内FX会社として、「Asahi FX」「外為ファイネスト」「OANDA証券」「フィリップ・キャピタル証券」「アヴァトレード・ジャパン」を比較できます。
ただし、MT5という共通プラットフォームを使っていても、通貨ペア、EAの利用条件、取引環境などは同じではありません。
また、「FXTF」はMT5を開始したもののFXは準備中、「JFX」のMT5は分析専用なので、MT5でEAを自動発注する口座とは役割が違います。
EAを自分で選び、バックテストや設定まで行いたい方はMT5対応FX会社を比較しましょう。
反対に、EAそのものを用意せずFX会社側の仕組みで自動売買をしたい方は、リピート系FXという別の選択肢もあります。
その代表例の一つが「アイネット証券」の「ループイフダン」です。
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
FXには為替変動リスク、スプレッド拡大、スワップポイント変動などによる損失リスクがあります。EAによる自動売買も利益を保証するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いいたします。




