当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
「トライオートCFD」を検討するときに気になるのが、「いくら資金が必要なのか」ではないでしょうか。
「インヴァスト証券」の「トライオートCFD」には、株価指数CFDとバラエティCFDがあり、それぞれレバレッジや最低取引単位が異なります。
株価指数CFDはレバレッジ10倍で、最低0.1Lotから取引できます。
一方、ETFなどを扱うバラエティCFDはレバレッジ5倍で、最低取引数量は原則1口、一部銘柄は10口です。
ただし、「最低取引単位を発注できる証拠金」と、「自動売買を余裕を持って継続するための資金」は同じではありません。
この記事では、「トライオートCFD」の必要証拠金、発注証拠金、運用資金目安、ロスカットまで、必要資金の考え方を整理します。
トライオートCFDはいくらから始められる?
「トライオートCFD」で必要な資金は、株価指数CFDとバラエティCFD、さらにマニュアル注文か自動売買かによって変わります。
| 区分 | 最低取引単位 | レバレッジ |
|---|---|---|
| 株価指数CFD | 0.1Lot | 10倍 |
| バラエティCFD | 原則1口 一部銘柄は10口 |
5倍 |
「インヴァスト証券」では、株価指数CFDのマニュアル注文について、0.1Lot・数万円の証拠金から取引できると案内しています。
しかし、自動売買では複数の注文を同時に発注するため、1ポジションだけの最低証拠金を見て資金を決めるのはおすすめできません。
「トライオートCFD」自体の仕組みや取扱銘柄はこちらで詳しく解説しています。
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トライオートCFDとは?自動売買の仕組み・銘柄・メリット・デメリットを解説
必要資金は3段階に分けて考える
必要資金を考えるときは、次の3つを分けると分かりやすいです。
| 資金 | 意味 |
|---|---|
| 必要証拠金 | 保有している建玉を維持するために必要な証拠金 |
| 発注証拠金 | 新規注文を発注・成立させるために必要な証拠金 |
| 運用資金目安 | 証拠金だけでなく、過去のシミュレーション損失なども考慮した資金の目安 |
特に自動売買では、一度に複数の注文を発注します。
そのため、「1回の注文に必要な証拠金」だけでなく、自動売買全体で必要になる発注証拠金を確認する必要があります。
株価指数CFDの必要証拠金は時価評価額の10%
株価指数CFDは、個人口座・法人口座ともにレバレッジ10倍です。
必要証拠金は、各銘柄の時価評価額の10%以上となります。
価格変動に対応して必要証拠金もリアルタイムで増減します。
| 株価指数CFD | 内容 |
|---|---|
| レバレッジ | 10倍 |
| 証拠金率 | 10% |
| 最低取引単位 | 0.1Lot |
つまり、制度上は時価評価額の約10分の1の証拠金で取引できます。
ただし、「10%だけ用意すれば十分」という意味ではありません。
値動きによる評価損が発生すれば有効比率が低下し、ロスカットへ近づきます。
株価指数CFDは銘柄ごとに1Lotの取引数量が違う
「トライオートCFD」の株価指数CFDでは、1Lotあたりの取引数量が銘柄ごとに異なります。
| 銘柄 | 1Lotあたりの取引数量 |
|---|---|
| 日本225 | 10 |
| 米国D30 | 0.1 |
| 米国NQ100 | 0.1 |
| 米国S500 | 1 |
| 米国R2000 | 1 |
| ドイツ40 | 0.1 |
| イギリス100 | 0.1 |
| 香港HS | 1 |
最低取引単位は0.1Lotですが、同じ0.1Lotでも銘柄によって実際の取引規模は異なります。
「0.1Lotだからどの銘柄でも同じ資金で取引できる」というわけではありません。
バラエティCFDはレバレッジ5倍・証拠金率20%
ETFなどを対象とするバラエティCFDは、株価指数CFDとは証拠金ルールが異なります。
| バラエティCFD | 内容 |
|---|---|
| レバレッジ | 5倍 |
| 証拠金率 | 20% |
| 最低取引単位 | 原則1口 一部銘柄は10口 |
必要証拠金は、1口あたりの想定元本を円換算した金額の20%が基本です。
米国銘柄では米ドル円のレートも円換算額へ影響します。
つまり、株価指数CFDと同じ感覚で「レバレッジ10倍」として資金計算してはいけません。
株価指数CFDとバラエティCFDで必要資金が違う理由
例えば同じ「トライオートCFD」でも、株価指数とETF系商品では証拠金率が異なります。
| 比較 | 株価指数CFD | バラエティCFD |
|---|---|---|
| 証拠金率 | 10% | 20% |
| レバレッジ | 10倍 | 5倍 |
| 最低単位 | 0.1Lot | 原則1口 |
そのため、「トライオートCFDはいくら必要か」を一つの固定金額で答えることはできません。
何を取引するのか、何Lot・何口運用するのか、自動売買で何本の注文を稼働させるのかによって必要資金は変わります。
自動売買では発注証拠金を確認する
「トライオートCFD」の自動売買は、一度に複数の注文を発注することがあります。
そのため、自動売買を稼働するためには、それぞれの注文に設定されている取引数量に応じた「発注証拠金」が必要です。
発注証拠金が不足している場合、自動売買を稼働できません。
しかし、「発注証拠金が足りている=余裕を持って運用できる」という意味でもありません。
発注証拠金ぎりぎりの資金では、相場が逆方向へ動いた場合にロスカットへ近づきやすくなります。
運用資金目安は発注証拠金より重要
「インヴァスト証券」では、自動売買を利用する際の資金目安として「運用資金目安」を案内しています。
セレクト画面などでは「推奨証拠金」として表示される場合があります。
これは単に注文を出せる最低金額ではありません。
過去のシミュレーションで発生した損失も考慮して、ある程度の余裕を持たせた資金の目安です。
| 意味 | |
|---|---|
| 発注証拠金 | 自動売買を稼働するための最低限の証拠金 |
| 運用資金目安 | 過去の損失等も考慮した運用資金の目安 |
「最低いくらで動かせるか」よりも、「いくらなら設定全体を余裕を持って運用しやすいか」を見る方が、自動売買では重要です。
株価指数CFDの運用資金目安
株価指数CFDの運用資金目安は、必要証拠金だけではなく、シミュレーション期間内の最大ドローダウンを加味して計算されます。
| 株価指数CFDの考え方 |
|---|
| 必要証拠金+シミュレーション期間内の最大ドローダウン |
つまり、過去のシミュレーションで大きな含み損・損失が発生していた自動売買ほど、必要証拠金だけよりも大きな運用資金が必要になります。
ただし、これは将来の最大損失を保証する数字ではありません。
過去を上回る値動きが発生する可能性もあります。
バラエティCFDの運用資金目安
バラエティCFDでは、必要証拠金と最大ドローダウンに加えて、銘柄ごとの値動きを考慮した倍率も使われます。
これは、前日の終値から翌日の始値へ価格が大きく変化するリスクなども考慮するためです。
特にレバレッジ型ETFなどは値動きが大きくなることがあるため、単純に「証拠金率20%だから元本の20%だけ用意する」という考え方は避けたいところです。
運用資金目安は安全を保証する金額ではない
「運用資金目安」や「推奨証拠金」という名称を見ると、それだけ入れておけば安全に見えるかもしれません。
しかし、過去のシミュレーションに基づいて算出された目安であり、将来の値動きや損失額を保証するものではありません。
相場環境が変われば、過去の最大ドローダウンを超える損失が発生する可能性があります。
特に自動売買では、稼働後もポジション数、含み損、有効比率を確認することが重要です。
自動売買は複数ポジション分の資金を考える
「トライオートCFD」では、複数の自動売買注文を同時に稼働させることができます。
その場合、必要資金も一つの注文だけでは考えられません。
例えば、複数の自動売買を利用するなら、それぞれの運用資金目安を確認する必要があります。
さらに、一つの自動売買でも複数ポジションを持つ設定であれば、相場の逆行によって含み損が積み上がる可能性があります。
「一番小さい注文を出せる金額」と「自動売買全体を運用する資金」は分けて考えましょう。
有効比率150%・120%でアラート
「トライオートCFD」では、証拠金の余裕を見る指標として「有効比率」を使います。
有効比率は次の式で計算されます。
| 計算式 |
|---|
| 有効証拠金額÷必要証拠金額×100 |
有効比率が低下すると、次の段階で警告・ロスカットの対象になります。
| 有効比率 | 対応 |
|---|---|
| 150%以下 | プレアラート |
| 120%以下 | アラート |
| 100%以下 | ロスカット |
「100%を超えているからまだ大丈夫」と考えて、ぎりぎりまで証拠金を使う運用は避けたいところです。
有効比率100%以下でロスカット
有効比率が100%以下になると、原則として対象となる建玉が自動的に決済されます。
また、自動売買注文も稼働停止となります。
ロスカット判定は常時リアルタイムではなく、一定時間ごとに行われています。
そのため、必ず有効比率100%ちょうどでロスカットされるとは限りません。
急激な価格変動時には100%を大きく下回った水準で約定し、預けた証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。
ロスカットぎりぎりまでレバレッジを使わない
制度上は株価指数CFDで10倍、バラエティCFDで5倍のレバレッジを利用できます。
しかし、最大レバレッジまで使うことと、余裕を持った自動売買をすることは別です。
自動売買では複数の建玉を保有する可能性があり、相場が一方向へ大きく動けば含み損が増えます。
「あと何%下がったら有効比率が100%へ近づくのか」まで確認しながら運用資金を決めたいところです。
少額で始めるなら取引数量を抑える
少ない資金で始めたい場合、単純に入金額だけを減らすのではなく、取引数量や稼働する自動売買を調整します。
例えば、
- 株価指数CFDなら0.1Lotから検討する
- 複数の自動売買を一度に稼働させすぎない
- 値動きの大きい商品ほど資金に余裕を持つ
- 発注証拠金だけでなく運用資金目安を見る
- 有効比率を定期的に確認する
といった考え方があります。
「少額だから損失も小さい」とは限りません。
口座資金に対してどれだけ大きなポジションを持つかが重要です。
セレクトでは推奨証拠金を確認する
用意された自動売買から選ぶ「セレクト」を利用する場合は、各自動売買に表示される「推奨証拠金」も確認できます。
発注できる最低金額だけを見るのではなく、推奨証拠金とロジック設定、過去のシミュレーションを確認したうえで稼働するか判断しましょう。
また、複数の自動売買を同時に利用するなら、それぞれの資金目安を合計して考える必要があります。
ビルダーで自作する場合も資金管理は同じ
「トライオートCFD」では、「ビルダー」を使って自分で自動売買を作ることもできます。
自作すれば自由度は高まりますが、資金管理まで自動的に安全になるわけではありません。
注文数量や本数を増やすほど、必要証拠金や含み損の可能性も大きくなります。
シミュレーション結果だけでなく、最大ドローダウンや有効比率まで確認する必要があります。
トラリピCFDと必要資金の考え方はどう違う?
同じ店頭CFD自動売買として比較しやすいのが、「マネースクエア」の「トラリピCFD」です。
「トラリピCFD」も証拠金率10%ですが、自分でレンジ・注文本数・Lot数などを設定して運用します。
一方、「トライオートCFD」では、用意された自動売買を選ぶほか、ビルダーで自作することもできます。
必要資金だけでなく、設定方法や取扱銘柄の違いも含めて比較したい方はこちらです。
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3つのCFD自動売買から比較したいなら
CFD自動売買には、「トライオートCFD」のほか、「トラリピCFD」「ループ株365」があります。
必要資金だけでなく、取引所CFD・店頭CFD、取扱銘柄、自動売買の設定自由度、リセット、取引コストなども異なります。
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トライオートCFDの必要資金まとめ
「トライオートCFD」で必要な資金は、取引する商品と自動売買の設定によって変わります。
株価指数CFDは最低0.1Lot、レバレッジ10倍で、必要証拠金は時価評価額の10%以上です。
バラエティCFDは最低取引数量が原則1口、一部銘柄は10口で、レバレッジ5倍・証拠金率20%です。
ただし、自動売買で最も重要なのは、最低限の「発注証拠金」だけを見ないことです。
「インヴァスト証券」では、過去のシミュレーション損失も考慮した「運用資金目安」や「推奨証拠金」を案内しています。
発注証拠金ぎりぎりではなく、含み損や相場急変にも備えて余裕を持った資金で運用することが重要です。
また、有効比率150%以下でプレアラート、120%以下でアラート、100%以下になるとロスカットの対象になります。
「○万円あれば絶対に大丈夫」という固定額ではなく、銘柄・数量・自動売買の本数・想定する値動きまで含めて必要資金を判断しましょう。
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