当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
「くりっく株365」は、日経225やNASDAQ-100、NYダウ、金ETFなどを証拠金取引できる取引所CFDです。
少ない資金で大きな金額を取引でき、買いだけでなく売りからも取引できる一方、もちろんデメリットやリスクもあります。
先に結論を書くと、特に注意したいのは「レバレッジによって損失が大きくなる可能性があること」「ロスカットがあっても損失額が保証されるわけではないこと」「証拠金やスプレッドが固定ではないこと」「リセットにより永久に同じポジションを持ち続けられないこと」などです。
また、買いポジションでは金利相当額を支払う仕組みがあり、現物株のような株主優待や議決権が得られる商品でもありません。
この記事では2026年8月28日時点の制度をもとに、「くりっく株365」のデメリットとリスク、利用前に確認したい注意点、向いていない人まで整理します。
くりっく株365のデメリットを先に整理
「くりっく株365」の主なデメリット・注意点は以下です。
- レバレッジによって損失も大きくなる
- 預けた証拠金以上の損失が発生する可能性がある
- ロスカットがあっても損失額が一定に限定されるわけではない
- 必要証拠金が固定ではない
- スプレッドが常に変動する
- 取引手数料がかかる
- 買いポジションでは金利相当額の支払いが発生する
- 売りポジションでは配当相当額の支払いが発生する場合がある
- リセットによって一定期間後に最終決済される
- 現物株のような株主権はない
この中で特に重要なのは、証拠金取引である以上、少ない資金で取引できることとリスクが小さいことは同じではないという点です。
「少額から始められる=安全」ではありません。
メリットを含めて「くりっく株365」の仕組み全体を先に知りたい方はこちらです。
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くりっく株365とは?取引所CFDの仕組み・メリット・デメリットを解説
デメリットを理解したうえで「くりっく株365」を検討する方は、「ひまわり証券」の当サイト限定タイアップも確認してみてください。
デメリット1 レバレッジで損失も大きくなる
「くりっく株365」は、証拠金を預けることで、その証拠金より大きな金額を取引できる商品です。
これがレバレッジのメリットですが、相場が予想と反対方向へ動けば、損失についても大きくなります。
例えば、現物株や現物ETFで10万円分を購入した場合と、10万円程度の証拠金を使ってそれよりはるかに大きな金額を取引する場合では、同じ割合だけ価格が動いても資金に対する損益の大きさが違います。
少ない証拠金で大きな金額を取引できるからといって、最大限までレバレッジを利用する必要はありません。
実際には、証拠金とは別に相場変動へ耐える余裕資金を残しておく考え方が重要です。
デメリット2 証拠金以上の損失が発生する可能性もある
「くりっく株365」にはロスカットがありますが、「ロスカットがあるから預けた資金以上には損をしない」とは限りません。
相場が急激に動いた場合などには、ロスカット水準へ到達した価格と、実際に決済される価格が大きく離れる可能性があります。
その結果、預けている証拠金を超える損失が生じる可能性もあります。
ロスカットは損失拡大を抑えるための仕組みではありますが、損失額そのものを一定金額以内に保証する仕組みではありません。
株価指数や商品価格は、重要な経済イベントや突発的なニュースなどで短時間に大きく動く場合があります。
ロスカットを前提にギリギリの資金で取引するのではなく、余裕を持った資金管理をしたいところです。
ロスカットがどの水準で執行されるのか、証拠金維持率や追証との違いまで確認したい方はこちらです。
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くりっく株365のロスカットとは?証拠金維持率・追証との違いを解説
デメリット3 必要証拠金が固定ではない
「くりっく株365」の必要証拠金は、ずっと同じ金額ではありません。
東京金融取引所が証拠金基準額を算出し、原則として毎週見直されます。
例えば今週は十分な口座余力があったとしても、翌週以降に必要証拠金が引き上げられれば、同じポジションを保有していても口座余力は小さくなります。
逆に証拠金が引き下げられる場合もあります。
大切なのは、「現在の最低証拠金だけを基準に資金を決めないこと」です。
「くりっく株365」の必要証拠金や最低資金、レバレッジについてはこちらで詳しく解説しています。
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くりっく株365の必要証拠金はいくら?最低資金・レバレッジを解説
デメリット4 スプレッドが固定ではない
「くりっく株365」では、売値と買値の差であるスプレッドも取引コストになります。
複数のマーケットメイカーが提示した価格の中から、投資家に有利な売値・買値が提供される仕組みですが、スプレッドそのものは固定ではなく常に変動します。
相場状況によってスプレッドが広がれば、ポジションを持った直後の評価損も大きくなります。
短期間に何度も売買する場合は、取引手数料だけではなくスプレッドまで含めてコストを考える必要があります。
デメリット5 取引手数料がかかる
「くりっく株365」では、取扱会社ごとに取引手数料が設定されています。
例えば2026年8月28日時点の「ひまわり証券」では、日経225・DAX・FTSE100・金ETF・銀ETF・プラチナETF・原油ETFは片道1枚147円です。
日経225マイクロ・NYダウ・NASDAQ-100・ラッセル2000は片道1枚15円です。
1回だけを見ると小さく感じるかもしれませんが、短期売買や自動売買で取引回数が増えると、その分だけ手数料も積み上がります。
なお、「ループ株365」を利用する場合は、通常の取引手数料とは別に投資助言報酬も発生します。
「ループ株365」の評判や手数料・投資助言報酬はこちらで詳しく解説しています。
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ループ株365の評判は?手数料・投資助言報酬とメリット・デメリットを解説
デメリット6 金利相当額・配当相当額の支払いがある
「くりっく株365」では、保有する方向によって金利相当額と配当相当額の受け払いが発生します。
| 項目 | 買いポジション | 売りポジション |
|---|---|---|
| 配当相当額 | 受取り | 支払い |
| 金利相当額 | 支払い | 受取り |
株価指数を買って長期保有すれば配当相当額を受け取れる場合がありますが、その一方で金利相当額を支払います。
金利水準によっては、金利相当額の支払いが配当相当額の受取りを上回ることもあります。
逆に売りポジションでは金利相当額を受け取る一方、配当相当額を支払う場合があります。
また、DAX・金ETF・銀ETF・プラチナETF・原油ETFでは配当相当額は発生しません。
「配当相当額がもらえるから長期保有に有利」と単純には判断せず、金利相当額との両方を確認した方がいいでしょう。
配当相当額を受け取れるタイミングや対象銘柄、金利相当額との関係を詳しく確認したい方はこちらです。
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くりっく株365の配当相当額とは?いつもらえる?金利相当額との違いを解説
デメリット7 リセットがあり永久には保有できない
現在の「くりっく株365」には、「リセット」という仕組みがあります。
毎年9月に新しい商品が取引開始となり、翌年12月にリセット日を迎える約15か月のサイクルです。
取引最終日の終了時点まで旧商品のポジションを保有していると、最終的にはリセット日にリセット値で決済されます。
つまり、現物株や現物ETFのように、同じポジションを何年も何十年もそのまま保有し続けることはできません。
また、現在保有している旧商品のポジションそのものが、次の新商品へ自動的に移るわけではありません。
通常の「くりっく株365」を自分で売買して運用を続ける場合は、旧商品を決済し、新商品を自分で取引します。
一方、「ループ株365」では、新しいリセット商品の取引が始まると、それ以降に新しく建てるポジションの対象は自動的に新商品へ切り替わります。すでに保有している旧商品のポジションは旧商品のまま残ります。
つまり、「古いポジションは古いまま。新しく建てる分だけ、新商品へ自動切替」です。
長期保有を前提に考えている方にとっては、この取引期限が現物株や現物ETFとの大きな違いになります。
リセットがいつ行われるのか、取引最終日との違い、「ループ株365」で新商品へどう切り替わるのかはこちらで詳しく解説しています。
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くりっく株365のリセットとは?いつ決済される?仕組み・乗り換えの注意点を解説
なお、CFDには「くりっく株365」のような取引所CFDだけでなく、各金融会社が提供する店頭CFDもあります。
取引期限や価格形成などの違いはこちらで比較しています。
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くりっく株365と店頭CFDの違いは?取引所CFDとの違いを比較
デメリット8 現物株のような株主権はない
「くりっく株365」は、日経225やNASDAQ-100などの株価指数を原資産とするCFDであり、構成銘柄の株式そのものを保有する商品ではありません。
そのため、株主優待や議決権など、現物株を保有している株主に与えられる権利はありません。
株価指数の値動きへ投資したいのであれば問題ありませんが、「企業の株主になりたい」「株主優待を受けたい」という目的には合わない商品です。
この点では、証拠金取引と現物株投資を同じものとして考えない方がいいでしょう。
自動売買でもデメリットはなくならない
「ひまわり証券」では、「くりっく株365」を対象にした自動売買「ループ株365」も利用できます。
ただし、自動売買を使ったからといって、「くりっく株365」そのものの価格変動リスク、レバレッジ、ロスカット、リセットなどがなくなるわけではありません。
なお、新しいリセット商品の取引が始まると、「ループ株365」では新規建ての対象が自動的に新商品へ切り替わります。旧商品の既存ポジションそのものが新商品へ移るわけではありません。
さらに「ループ株365」では、相場の値動きに応じて複数ポジションを保有する可能性があり、通常は取引手数料とは別に投資助言報酬も発生します。
自動売買は注文を自動化するための仕組みであって、利益や安全性を保証する仕組みではありません。
「くりっく株365は自動売買できるのか」についてはこちらで解説しています。
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くりっく株365は自動売買できる?ひまわり証券「ループ株365」との違いを解説
くりっく株365が向いていない人
ここまでのデメリットを踏まえると、「くりっく株365」が向いていない可能性が高いのは、次のような方です。
- レバレッジを使った証拠金取引をしたくない
- 元本割れを避けたい
- 証拠金以上の損失が発生する可能性を受け入れられない
- 同じ商品を期限なく長期保有したい
- 株主優待や議決権が欲しい
- 金利・配当相当額の受け払いを管理したくない
- 相場急変時のロスカットリスクを取りたくない
こうした方には、レバレッジを使わない現物株や現物ETFなどの方が目的に合う場合があります。
反対に、株価指数やETFを少ない資金から取引したい、売りからも取引したい、ほぼ24時間取引したいといったニーズがある方には、「くりっく株365」ならではのメリットがあります。
重要なのは、「デメリットがあるからダメ」ではなく、自分が求める取引方法と合っているかどうかです。
株価指数ではなく為替を自動売買したいなら
ここまで挙げたデメリットの中でも、「株価指数やETFではなく、外国為替を対象に自動売買したい」という方には、リピート系FXという別の選択肢があります。
ただし、FXもレバレッジを利用する証拠金取引です。レバレッジや元本割れそのものを避けたい方に、FXを代替案としておすすめするという意味ではありません。
米ドル円や豪ドルNZドルなどの通貨ペアを対象に、あらかじめ用意された売買システムから選んで運用したい方には、「アイネット証券」の「ループイフダン」があります。
一方、売買する価格帯や値幅などを自分で細かく設定したい方には、「松井証券FX」の自動売買も比較候補です。
株価指数・ETFを取引したいのか、外国為替を自動売買したいのかで、選ぶサービスを分けて考えると分かりやすいです。
仕組みとリスクを理解したうえで「くりっく株365」を検討する方は、「ひまわり証券」の限定タイアップ内容も確認してみてください。
くりっく株365のデメリットまとめ
「くりっく株365」は、日経225や海外株価指数、ETFなどを証拠金取引できる便利な商品ですが、現物投資とは異なるリスクがあります。
特に、レバレッジによって損失が大きくなる可能性、証拠金以上の損失が発生する可能性、ロスカット、変動する証拠金とスプレッド、金利・配当相当額、リセットは理解しておきたいポイントです。
最低限必要な証拠金だけを入れて取引するのではなく、相場が予想と逆方向へ動いた場合も考えて余裕資金を確保することが重要です。
また、長期保有を考える場合には、買いポジションの金利相当額や約15か月のリセットサイクルも確認しておきましょう。
これらのデメリットを理解したうえで、株価指数をレバレッジ取引したい方には「くりっく株365」が選択肢になります。
「ひまわり証券」の「くりっく株365」を検討している方は、当サイト限定タイアップも確認してみてください。
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。くりっく株365などの証拠金取引には価格変動、レバレッジ、スプレッド、金利・配当相当額、ロスカット等による損失リスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



