当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
「くりっく株365」には、株価指数の値上がり・値下がりによる損益とは別に「配当相当額」という仕組みがあります。
買いポジションを保有していれば配当相当額を受け取り、売りポジションを保有していれば反対に支払います。
ただし、「買えば配当相当額がもらえて得」と単純には考えられません。
買いポジションでは金利相当額を支払うため、銘柄や時期によっては配当相当額の受取額より金利相当額の支払額の方が大きくなることがあります。
また、配当相当額が発生するのはすべての「くりっく株365」銘柄ではありません。
この記事では2026年8月時点の制度をもとに、配当相当額とは何か、いつ受け取れるのか、対象銘柄、金利相当額との違い、過去の実績、注意点まで解説します。
くりっく株365の配当相当額とは?
「配当相当額」は、「くりっく株365」で対象となる株価指数の構成銘柄に配当が発生した際、その配当が指数へ与える理論上の影響に相当する金額を受け払いする仕組みです。
現物株を直接保有して配当金を受け取る仕組みとは異なりますが、株価指数の買いポジションを保有していれば配当相当額を受け取ることができます。
| ポジション | 配当相当額 | 金利相当額 |
|---|---|---|
| 買い | 受け取り | 支払い |
| 売り | 支払い | 受け取り |
この関係はかなり重要です。
買いポジションでは配当相当額だけを見るとプラスですが、同時に金利相当額の支払いがあります。
売りポジションなら逆に、金利相当額を受け取る一方、配当相当額が発生する日はその金額を支払います。
「くりっく株365」そのものの仕組みを先に確認したい方はこちらです。
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くりっく株365とは?取引所CFDの仕組み・メリット・デメリットを解説
「ひまわり証券」で「くりっく株365」を検討している方は、当サイト限定タイアップも確認してみてください。
配当相当額はいつもらえる?
配当相当額を受け取るためには、対象となる権利付最終日の取引終了時刻まで、未決済の買いポジションを保有している必要があります。
「ひまわり証券」では、発生した配当相当額は翌営業日に口座状況の「金利/配当相当額」へ反映されます。
毎日一定額を受け取る仕組みではありません。
株価指数を構成する企業の配当予定によって、発生日や金額は変わります。
例えば日経225では、企業の配当が集中する時期に配当相当額も大きくなりやすく、月によっては配当相当額が0円になることもあります。
そのため、「いつ買っても同じように配当相当額が入る」わけではありません。
配当相当額が発生する銘柄・しない銘柄
現在の「くりっく株365」では、すべての銘柄で配当相当額が発生するわけではありません。
| 銘柄 | 配当相当額 |
|---|---|
| 日経225 | あり |
| 日経225マイクロ | あり |
| NYダウ | あり |
| NASDAQ-100 | あり |
| ラッセル2000 | あり |
| FTSE100 | あり |
| DAX | なし |
| 金ETF | なし |
| 銀ETF | なし |
| プラチナETF | なし |
| 原油ETF | なし |
DAXは配当を含んだ指数であるため、別途配当相当額は発生しません。
また、金ETF・銀ETF・プラチナETF・原油ETFでも配当相当額の受け払いはありません。
名称に「ETF」と付いていても、配当相当額を受け取れるとは限らない点には注意してください。
配当相当額と金利相当額の違い
配当相当額と一緒に必ず理解しておきたいのが「金利相当額」です。
「くりっく株365」は、取引金額の全額を用意せず、証拠金を預けて大きな想定元本を取引する商品です。
その想定元本を調達・維持するためのコストに相当するものが金利相当額です。
買いポジションでは金利相当額を支払い、売りポジションでは金利相当額を受け取ります。
つまり買いポジションでは、
- 配当相当額は受け取り
- 金利相当額は支払い
という2つの流れを両方確認する必要があります。
配当相当額だけ大きく見えても、金利相当額の支払いがさらに大きければ、配当・金利だけを合算するとマイナスになります。
2025年の配当相当額・金利相当額を比較
実際にどの程度の差があるのか、東京金融取引所が公表している2025年の1枚あたり年間実績を見てみます。
| 銘柄 | 配当相当額 | 金利相当額 |
|---|---|---|
| 日経225 | 77,253円 | 20,667円 |
| 日経225マイクロ | 7,724円 | 1,959円 |
| NYダウ | 7,648円 | 21,444円 |
| NASDAQ-100 | 1,631円 | 10,765円 |
| ラッセル2000 | 3,031円 | 10,384円 |
| FTSE100 | 30,890円 | 42,286円 |
買いポジションの場合、この表の配当相当額を受け取り、金利相当額を支払います。
2025年の日経225や日経225マイクロでは、年間の配当相当額が金利相当額を上回りました。
一方、NYダウ・NASDAQ-100・ラッセル2000・FTSE100では、年間の金利相当額が配当相当額を上回っています。
これを見るだけでも、「配当相当額がもらえる銘柄=買いポジションを長期保有すると有利」とは限らないことが分かります。
もちろん、実際の投資成績には株価指数そのものの価格変動、売買手数料、スプレッドなども加わります。
上の数字は過去の実績であり、今後の配当相当額や金利相当額を保証するものでもありません。
仕組みやリスクを理解したうえで取引を検討する方は、「ひまわり証券」の限定タイアップも確認してみてください。
配当相当額だけを狙って買えば得する?
「配当相当額が大きい日の前に買って、受け取ったらすぐ売ればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、配当相当額は無料でもらえる利益ではありません。
配当相当額の受け払いが発生した翌日の取引価格には「配当落ち」があります。
企業が配当を支払うことで株価指数へ生じる理論上の影響を、配当相当額の受け払いによって調整する仕組みだからです。
そのため、配当相当額だけを見て権利付最終日の直前に買えば、その金額分だけ必ず利益になるという仕組みではありません。
さらに価格変動、スプレッド、取引手数料、金利相当額もあります。
配当相当額は「値上がり益とは別の収益要素」ではありますが、単独で利益を保証するものではないと考えた方がいいでしょう。
買いポジションを長期保有する時は金利に注意
配当相当額を狙うなら、特に金利相当額の変化には注意が必要です。
金利相当額は市場金利などをもとに算出されるため、固定ではありません。
金利水準が高くなれば、買いポジションを保有する際の金利相当額の負担も大きくなる可能性があります。
先ほどの2025年実績でも、米国株価指数などでは金利相当額の方が配当相当額より大きくなっています。
「高配当だから長期買い」ではなく、配当と金利の差を定期的に確認したいところです。
さらに「くりっく株365」にはレバレッジ、ロスカット、リセットなど現物株とは異なるリスクがあります。
デメリット・リスクはこちらの記事でまとめています。
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くりっく株365のデメリットは?リスク・注意点と向いていない人を解説
配当相当額と必要証拠金は別に考える
配当相当額が大きい銘柄だからといって、少ない資金で無理に買いポジションを持つのはおすすめしません。
「くりっく株365」は証拠金取引なので、配当相当額を受け取っていても、指数が大きく下落すればそれ以上の評価損が発生する可能性があります。
最低限必要な証拠金と、実際に相場変動へ耐えるための運用資金は別に考える必要があります。
必要証拠金・最低資金・レバレッジについてはこちらです。
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くりっく株365の必要証拠金はいくら?最低資金・レバレッジを解説
ループ株365でも配当相当額は関係する
「ひまわり証券」では、「くりっく株365」を対象とする自動売買「ループ株365」も利用できます。
「ループ株365」で配当相当額が発生する株価指数の買いポジションを保有していれば、裁量取引と同様に配当相当額の受け払いがあります。
ただし、自動売買では複数の買いポジションを持つ可能性があるため、配当相当額だけでなく、金利相当額や含み損、必要証拠金もまとめて確認する必要があります。
「ループ株365」の仕組みはこちらで詳しく解説しています。
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ループ株365とは?仕組み・メリット・デメリットを初心者向けに解説【CFD自動売買】
株価指数やETFを自動売買したい方は、「ひまわり証券」の当サイト限定タイアップも確認してみてください。
配当相当額の税金は配当所得ではない
「配当相当額」という名称ですが、税制上の配当所得として扱われるものではありません。
「ひまわり証券」の案内では、「くりっく株365」の配当相当額は売買損益と同様に申告分離課税の対象とされています。
現物株の配当金とは税務上の扱いが同じではない点にも注意してください。
実際の申告方法や他の所得との損益通算などは、取引状況によって確認が必要です。
くりっく株365の配当相当額まとめ
「くりっく株365」では、対象となる株価指数の買いポジションを権利付最終日の取引終了時刻まで保有していると、配当相当額を受け取ることができます。
売りポジションでは逆に配当相当額を支払います。
一方で、買いポジションでは金利相当額を支払うため、「配当相当額が大きい=長期買いが有利」とは限りません。
2025年の実績でも、日経225のように配当相当額が金利相当額を上回った銘柄がある一方、NYダウ・NASDAQ-100・ラッセル2000・FTSE100では金利相当額の方が大きくなっています。
また、DAXや金・銀・プラチナ・原油ETFには配当相当額そのものがありません。
配当相当額を目的に取引する場合も、価格変動、金利相当額、必要証拠金、スプレッド、手数料、ロスカットまで含めて判断することが重要です。
「ひまわり証券」の「くりっく株365」を検討している方は、当サイト限定タイアップの内容も確認してみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。くりっく株365などの証拠金取引には価格変動、レバレッジ、スプレッド、金利・配当相当額、ロスカット等による損失リスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


