当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
「くりっく株365」を調べていると、「リセット」という聞き慣れない言葉が出てきます。
先に結論を書くと、リセットとは、取引期限まで残っているポジションを「リセット値」で最終決済する仕組みです。
現在の「くりっく株365」は、毎年9月に新しい商品が取引開始となり、翌年12月にリセットを迎える約15か月のサイクルになっています。
つまり、現物株のように同じポジションを何年もそのまま保有し続けることはできません。
また、現在保有している旧商品のポジションそのものが、次のリセット商品へ自動的に移るわけではありません。
通常の「くりっく株365」の裁量取引で運用を続ける場合は、旧商品を決済し、新しい商品を自分で取引します。
一方、「ループ株365」では、新商品スタート後に新しく建てるポジションの対象が自動的に新商品へ切り替わります。
この記事では、「くりっく株365」のリセットとは何か、いつ決済されるのか、リセット値、乗り換え方法、自動売買「ループ株365」を利用する場合の注意点まで解説します。
くりっく株365のリセットとは?
「リセット」とは、年に1度、取引対象となる株価指数やETFを基準とした「リセット値」で、残っているポジションを最終決済する仕組みです。
取引最終日の終了時点で未決済のポジションが残っている場合は、買い・売りだけでなく両建てのポジションも含めてリセットの対象になります。
ここで誤解しやすいのが、「リセット=損益がゼロになる」という意味ではないことです。
例えば買いポジションを保有している場合は、買った価格とリセット値との差によって最終的な売買損益が決まります。
含み益があれば利益として確定する可能性がありますし、含み損があれば損失として確定する可能性があります。
単にポジションや損益がなかったことになる制度ではありません。
「くりっく株365」そのものの仕組みを先に確認したい方はこちらです。
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くりっく株365とは?取引所CFDの仕組み・メリット・デメリットを解説
「ひまわり証券」で「くりっく株365」を検討している方は、当サイト限定タイアップも確認してみてください。
毎年9月に取引開始・翌年12月にリセット
「くりっく株365」のリセット付商品は、毎年9月に新しい商品が取引開始となり、翌年12月にリセットを迎えます。
そのため、1つの商品を取引できる期間は最大で約15か月です。
例えば「2026年リセット」と名前が付いている商品は、2025年9月に取引が始まり、2026年12月にリセットされます。
一方、「2027年リセット」の商品は2026年9月に取引が始まり、2027年12月まで取引できます。
つまり、商品名に付いている年は「取引を始める年」ではなく「リセットされる年」です。
2026年・2027年のリセット日はいつ?
2026年8月29日時点では、2026年リセット商品と、これから取引開始となる2027年リセット商品のスケジュールが公表されています。
| 対象 | 取引開始日 | 取引最終日 | リセット日 |
|---|---|---|---|
| 2026年 日経225・日経225マイクロ | 2025年9月15日 | 2026年12月10日 | 2026年12月11日 |
| 2026年 その他9銘柄 | 2025年9月15日 | 2026年12月17日 | 2026年12月21日 |
| 2027年 日経225・日経225マイクロ | 2026年9月14日 | 2027年12月9日 | 2027年12月10日 |
| 2027年 その他9銘柄 | 2026年9月14日 | 2027年12月16日 | 2027年12月20日 |
日経225と日経225マイクロは、その他の銘柄と取引最終日・リセット日が異なります。
また、毎年同じ日付になるわけではありません。
実際に運用する場合は、「自分が保有している商品のリセット日はいつなのか」をその年の取引カレンダーで確認する必要があります。
取引最終日とリセット日は何が違う?
「取引最終日」と「リセット日」は別です。
取引最終日は、そのリセット商品を通常取引できる最後の日です。
その日の取引終了時点でポジションが残っていれば、リセット日にリセット値で最終決済されます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 取引開始日 | 新しいリセット商品の取引が始まる日 |
| 取引最終日 | その商品の通常取引ができる最後の日 |
| リセット日 | 残っているポジションをリセット値で最終決済する日 |
リセットまでポジションを残したくない場合は、取引最終日までに自分で決済する必要があります。
リセット値とは?
リセット時の決済に使われる価格が「リセット値」です。
株価指数の商品では、同じ株価指数を原資産とする先物取引の12月限の最終決済価格などを基準としてリセット値が決められます。
ETF商品では、対象ETFの12月第3金曜日の一口あたり純資産額をもとにリセット値が決められます。
そのため、「取引最終日の最後に画面へ表示されていた価格で必ず決済される」という意味ではありません。
最終的なリセット値によって、保有していたポジションの損益が確定します。
次のリセット商品へ自動で乗り換わる?
ここは、「現在持っているポジション」と「これから新しく建てるポジション」を分けて考えると分かりやすいです。
まず、現在保有している旧商品のポジションそのものが、翌年のリセット商品へ自動的に移管・変換されることはありません。
例えば2026年リセットの日経225を保有していても、その既存ポジションがそのまま2027年リセットの日経225へ移るわけではありません。
通常の「くりっく株365」の裁量取引で運用を続ける場合は、旧商品を決済し、新しいリセット商品を自分で取引します。
ただし、「ループ株365」を利用している場合は動きが異なります。
新しいリセット商品の取引が始まると、その後に新しく建てるポジションの対象は自動的に新商品へ切り替わります。
つまり、「既存ポジションが新商品へ移ること」と「新規建ての対象が新商品へ切り替わること」は別です。
約3か月の重複期間で乗り換えられる
新しいリセット商品は毎年9月から取引が始まり、古い商品はその年の12月まで取引できます。
そのため、おおむね9月から12月までの約3か月間は、新旧の商品を同時に取引できる期間があります。
例えば2026年9月14日からは2027年リセット商品が取引開始となりますが、2026年リセット商品も12月の取引最終日までは残っています。
この重複期間を使えば、リセット日を待たずに古い商品を決済して、新しい商品へ乗り換えることができます。
いつ乗り換えるかは自分で判断する必要があります。
なお、ここで説明しているのは「くりっく株365」を自分で売買する場合の乗り換えです。
「ループ株365」では、新商品スタート後の新規建て対象は自動的に新商品へ切り替わります。
リセット直前まで保有することもできますし、重複期間中に早めに切り替えることもできます。
リセットはデメリットなの?
長期保有をしたい方から見ると、リセットはデメリットになり得ます。
現物株や現物ETFなら、売却しない限り同じポジションを何年も保有できます。
一方、「くりっく株365」では、遅くともリセットによってポジションが最終決済されます。
また、運用を続けるには次の商品へ乗り換える手間と取引コストも発生します。
ただし、リセットは単に投資家へ不便を与えるための仕組みではありません。
東京金融取引所では、リセットを設けることで原資産との価格連動性を強め、売買スプレッドのタイト化など市場流動性の向上が期待できるとしています。
つまり、長期保有の自由度が下がるという弱点がある一方、市場の価格形成を原資産へ近づけやすくする役割があります。
「くりっく株365」は取引所CFDですが、店頭CFDでは取引期限などの仕組みが異なる場合があります。
取引所CFDと店頭CFDの違いをまとめて比較した記事はこちらです。
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くりっく株365と店頭CFDの違いは?取引所CFDとの違いを比較
「くりっく株365」のその他のデメリットやリスクはこちらでまとめています。
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くりっく株365のデメリットは?リスク・注意点と向いていない人を解説
配当相当額や金利相当額はリセットまで発生する
リセット付商品でも、通常の「くりっく株365」の仕組みとして配当相当額や金利相当額があります。
対象となる株価指数の買いポジションなら配当相当額を受け取り、金利相当額を支払います。
リセットがあるからといって、保有中の配当相当額や金利相当額の仕組みがなくなるわけではありません。
特に約15か月の期間を長く保有する場合は、価格変動だけでなく金利相当額の負担なども確認しておきたいところです。
配当相当額・金利相当額の詳しい仕組みはこちらです。
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くりっく株365の配当相当額とは?いつもらえる?金利相当額との違いを解説
ループ株365を利用している場合もリセットに注意
「ひまわり証券」では、「くりっく株365」を対象とした自動売買「ループ株365」を利用できます。
「ループ株365」でも取引対象の商品にリセットがあることは同じですが、新しいリセット商品の取引が始まった後の動きには重要なポイントがあります。
新商品がスタートすると、「ループ株365」がこれから新しく建てるポジションの対象は、自動的に新商品へ切り替わります。
一方、それまでに保有していた旧商品のポジションそのものが、新商品へ移るわけではありません。
旧商品の既存ポジションは旧商品のまま残り、設定している指値や逆指値に到達すれば通常どおり決済されます。
そして、指値にも逆指値にも到達せず、最後まで残った旧商品のポジションだけが、リセット日にリセット値で決済されます。
ここは少し分かりづらい仕組みなので、旧商品と新商品を図で整理してみましょう。


「古いポジションは古いまま。新しく建てる分だけ、新商品へ自動切替」と覚えておくと理解しやすいでしょう。
つまり、自動で切り替わるのは既存ポジションそのものではなく、「これから新しく建てるポジションの対象」です。
「ループ株365」の仕組み全体はこちらで詳しく解説しています。
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ループ株365とは?仕組み・メリット・デメリットを初心者向けに解説【CFD自動売買】
リセット前に確認しておきたいこと
リセットが近づいたら、最低でも次の点は確認したいです。
- 自分が保有している商品のリセット年
- 取引最終日
- リセット日
- 現在の含み益・含み損
- リセットまで保有するか自分で決済するか
- 翌年の商品へ乗り換えるか
- 乗り換えに必要な証拠金
- 取引手数料
特に注意したいのは、「ずっと保有しておけばそのうち戻る」という運用ができないことです。
リセット日が来れば、含み損を抱えていても最終的に決済されます。
長期運用をする場合ほど、取引期限をあらかじめ把握しておきましょう。
必要証拠金・最低資金についてはこちらで詳しく解説しています。
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くりっく株365の必要証拠金はいくら?最低資金・レバレッジを解説
リセットのない為替の自動売買を選ぶ方法もある
「くりっく株365」の約15か月ごとのリセットや、次の商品へ自分で乗り換える仕組みが合わないと感じた方で、株価指数やETFにこだわらない場合は、為替を対象とするリピート系FXも比較候補になります。
FXのリピート系自動売買には、「くりっく株365」と同じ毎年の商品リセット制度はありません。
米ドル円や豪ドルNZドルなどの通貨ペアを対象に、あらかじめ用意された売買システムから選んで始めたい方には、「アイネット証券」の「ループイフダン」があります。
一方、売買する価格帯や値幅などを自分で細かく設定してリピート注文を組みたい方には、「松井証券FX」の自動売買も比較候補です。
株価指数やETFを自動売買したいなら「ループ株365」、外国為替をリピート型で自動売買したいならFXというように、何を取引したいのかで分けて考えると選びやすくなります。
くりっく株365のリセットまとめ
「くりっく株365」のリセットとは、取引期限まで残っているポジションをリセット値で最終決済する仕組みです。
新しい商品は毎年9月に取引開始となり、翌年12月にリセットを迎える約15か月のサイクルになっています。
リセットによって損益がゼロになるわけではなく、保有価格とリセット値との差によって損益が確定します。
また、現在保有している旧商品のポジションそのものが、次のリセット商品へ自動的に移ることはありません。
通常の「くりっく株365」の裁量取引で運用を継続する場合は、新旧商品の重複期間などを利用して、自分で旧商品を決済し、新商品を取引します。
一方、「ループ株365」では、新商品スタート後に新しく建てるポジションの対象は自動的に新商品へ切り替わります。
旧商品の既存ポジションは旧商品のまま残り、最後まで未決済ならリセット日にリセット値で決済されます。
現物株のように期限なく保有できない点は注意が必要ですが、リセットには原資産との価格連動性や市場流動性を高める狙いもあります。
「ひまわり証券」で「くりっく株365」や「ループ株365」を検討している方は、当サイト限定タイアップも確認してみてください。
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。くりっく株365などの証拠金取引には価格変動、レバレッジ、スプレッド、金利・配当相当額、ロスカット等による損失リスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



