スノーキーこと、小手川征也です。
2018年8月、トルコリラは歴史的な急落に見舞われました。
日本円との通貨ペアであるトルコリラ円も、2018年8月10日に19円台後半から16円台後半まで急落し、週明けの8月13日には15円台前半をつけました。
いわゆる「トルコリラショック」です。
この記事では、当時実際に見ていたトルコリラ円のチャートやニュース、私が当時公開したYouTube動画などを残しながら、2018年のトルコリラショックで何が起きたのかを振り返ります。
なお、当時の私自身の相場観・推測については、そのことが分かる形で残しています。
トルコリラ円の最新スワップポイント比較はこちらをご覧ください。

海外投機筋の売りが下落を加速させた可能性
当時、私はこの急落について、海外の投機筋による売りが下落を加速させた可能性があるのではないか、と考えていました。
特にトルコリラ円は、米ドル円やユーロドルなどの主要通貨ペアと比べると流動性が低く、売買が一方向に偏った際には値動きが大きくなりやすい通貨ペアです。
また、日本ではトルコリラ円をスワップポイント狙いで保有する個人投資家も多く、当時の私は、そうしたロングポジションの積み上がりも急落時の値動きに影響した可能性があると見ていました。
ただし、為替市場で誰がどのタイミングでどれだけ売買したのかを外部から完全に把握することはできません。
そのため、ここから先は当時リアルタイムで相場を見ていた私自身の考察としてお読みください。
日本人投資家にトルコリラ円の買いポジションが多かった
当時、日本の個人投資家には、スワップポイント狙いでトルコリラ円の買いポジションを保有する人が多くいました。
くりっく365や国内FX会社では、顧客の売買動向や建玉状況が公開されているケースもあり、市場参加者が日本の個人投資家のポジション傾向を把握することは可能でした。
トルコリラ円は、米ドル円やユーロドルなどの主要通貨ペアと比べて流動性が低いため、売りが一方向に強まった際には値動きが大きくなりやすい特徴があります。
さらに、買いポジションが積み上がっている局面では、相場が急落すると損切りや強制ロスカットが発生し、それが追加の売りにつながることもあります。
こうしたポジションの偏りが、2018年8月の急落を増幅した可能性はあると私は考えています。
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お盆休みの低流動性が急落を増幅した可能性
2018年8月のトルコリラ円急落が起きた時期を振り返ってみます。
2018年8月10日(金)には19円台後半から16円台後半まで下落し、週明けの8月13日(月)には15円台前半をつけました。
ちょうど日本ではお盆休みの時期です。
トルコリラ円はもともと主要通貨ペアと比べて流動性が低く、参加者が少なくなる時間帯や時期には、売買が一方向に偏った際の値動きが大きくなりやすいと考えられます。
当時、私はお盆休みによる市場参加者の減少も、急落を増幅させた要因の一つだった可能性があると見ていました。
もちろん、お盆休みだけが急落の原因だったと断定することはできませんが、流動性が低下しやすい時期には、通常以上に大きな値動きが起こる可能性がある点には注意が必要です。

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損切りや強制ロスカットの連鎖が下落を加速
相場が急落すると、含み損に耐えられなくなった投資家による損切りや、証拠金維持率の低下による強制ロスカットが発生します。
こうした売りが重なると、さらに価格が下落し、その下落によって別の投資家の損切りや強制ロスカットが発生するという連鎖が起こることがあります。
特にトルコリラ円のように流動性が低い通貨ペアでは、この連鎖が値動きを大きくしやすいと考えられます。
2018年8月の急落局面でも、こうした損切りや強制ロスカットの連鎖が、下落を加速させた可能性があると私は見ています。
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YouTubeでお話ししました内容
ここまでの内容は、2018年当時に私がYouTubeでもお話ししていました。
当時の相場を見ながら話した記録として、動画もそのまま残しておきます。
その後、さらに気になる報道が出てきました。
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トルコ危機で利益を得たドイツ銀行トレーダーの報道
2018年当時、トルコ危機によってドイツ銀行のトレーダーが大きな利益を得たという報道がありました。
この報道を見た時、過去に取り上げたトルコリラ外債の記事を思い出しました。
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当時紹介したトルコリラ外債の発行体もドイツ銀行でした。
ただし、この報道だけで、ドイツ銀行のトレーダーが2018年のトルコリラショックを仕掛けたと判断できるものではありません。
当時の私もこの点が気になり、YouTubeでお話ししています。
2018年トルコリラショックから学べること
2018年のトルコリラショックでは、短期間にトルコリラ円が大きく下落しました。
こうした急落局面では、相場そのものの下落に加えて、損切りや強制ロスカットが連鎖することで値動きがさらに大きくなることがあります。
また、夏季休暇や年末年始など、市場参加者が少なくなり流動性が低下しやすい時期には、普段以上に大きな値動きが起こる可能性にも注意が必要です。
スワップポイントが高い通貨であっても、為替差損によってそれ以上の損失が発生することがあります。
トルコリラ円を長期保有する場合は、スワップポイントだけを見るのではなく、レバレッジを抑え、急落が起きても耐えられる余裕を持った資金管理が重要だと私は考えています。
この記事は、2018年当時に私が実際に相場を見ながら考えたことや公開した動画を残しつつ、現在の視点から一部表現を整理したものです。




