当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
ソーシャルトレード・コピートレードに関する詐欺案件があるのではないか?とふと気になり、調べてみました。
記事の後半にリンクを掲載しているみんなのFXの提供する「みんなのシストレ」についても是非ご一読ください。
*追記 TwitterなどのSNSで成績を偽装して海外FXを利用したコピートレードを煽る案件について2020年に以下の投稿で書きました。
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改ざんしたFX取引履歴をTwitterで見せて海外FX業者のコピートレードへ誘導する詐欺
ソーシャルトレードとは?
「コピートレード」「ミラートレード」とも呼ばれるシステムトレードの一種。
外国為替証拠金取引で進化した取引形態。
一般的なシステムトレードと違うのは、
自動売買プログラムではなく、
生身の人間の取引をそのままコピーをする点。
ということで、日本国内で「ソーシャルトレード」の存在を世に広めたのは「日刊SPA!」だと思います。
「INSTANTRADE(インスタントレード)」が大々的に紹介されました。
ですが、「INSTANTRADE(インスタントレード)」は日本の金融庁の許可を取っていない海外業者・無登録業者です。
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ソーシャルトレードの詐欺案件ってどういうこと?
ソーシャルトレードの詐欺案件とはどういうことか?
二つの疑惑があります。
まず一つ目は、公式ホームページに記載されている成績が「嘘・でたらめ」という疑惑。
そしてもう一つが、実は取引をしているのは「人間」ではなく「プログラム」というものです。
ソーシャルトレードの公式ホームページには、顔写真のようなアイコンが表示されていますが、個人を特定できないようなものばかりです。
個人を特定できないようにしている理由が「個人情報保護の観点から・・・」と言われると、納得してしまいますよね。
なので、よくわからないアイコンの主が人間なのか?プログラムなのか?を確認することは難しいです。
それはさておき・・・もしもプログラムが売買をしていたら、ソーシャルトレードでもなんでもないですよね。
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プログラムであっても、好成績であれば問題ないんじゃないの?
「もしもプログラムであっても、好成績であれば問題ないんじゃないの?」と思われる方もおられるかも知れません。
ですが、外国為替証拠金取引・・・いわゆるFXの世界での成績をよく見せかける古典的な手口として「バックテストの成績を公開する」というものがあります。
バックテストの意味はまた後日に後述したいと思いますが、好成績を装うことなんて、「カーブフィッティング」を使えば簡単なんです。
カーブフィッティングをして無数に作り上げた自動売買プログラムの中から好成績のものを上位に表示して「好成績のトレーダー」と偽ることも可能です。
定期的に、その更新作業(偽装の更新作業)を常に行い続ければ好成績のトレーダーが途切れることはありません。
悪意を持って(利益を得るために)、ウソにウソを塗り固められる可能性も。
さすがにそれは法的に問題があるのでは?
さすがに、「人間」の正体が「自動売買プログラム」で、成績も操作されたものであれば、法的には問題があるでしょう。
ただ、それがどのような罪になるのか?は私は法律の専門家ではありませんが「正体を騙された」ことが「実害」に繋がらなければ、警察は動かないでしょうね。
「架空の人物を作り上げたこと」だけで罪に問えるのかどうか?ということです。
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警察にかけこんでも・・・
では、もしもすべてが嘘であったとして、日本の警察に駆け込んだらどうなるんでしょうか?
日本の警察は、どうすることもできない可能性が高いです。
その理由は、日本国内でソーシャルトレードのサービスを提供するFX会社はなく、この投稿時点でソーシャルトレードのサービスを行っている会社は日本の金融庁の許可をとっていない海外業者・無登録業者が非常に高いのです。
上の打ち消し線部分は過去の情報です。
繰り返しになりますが「INSTANTRADE(インスタントレード)」は日本の金融庁の許可を取っていない海外業者・無登録業者です。
その「INSTANTRADE(インスタントレード)」は後日「ポケトレ」にサービス名を変更しているようです。
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ポケトレ FX 評価
また、日本国内のFX会社でソーシャルトレードを提供しているサービスについては、以下の追記とリンク先をご覧ください。
*追記 日本国内のFX会社のサービス「みんなのシストレ」が後日にソーシャルトレードを開始しました。
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みんなのFX みんなのシストレとは?
*後日、みんなのシストレではAIによる自動売買も可能になりました。
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AI(人工知能) FX自動売買のできるサービス
追記が続きましたが、話を戻します。
(海外業者のソーシャルトレードを利用して)日本の法律の外で起こった出来事に、警察が動いてくれる可能性は極めて低いです。
また、(海外業者のソーシャルトレードを利用して)問題が起きた時に民事訴訟をしようと思っても、経営者などの実態がつかめない可能性が高いです。
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ソーシャルトレード 詐欺で検索してみた
「ソーシャルトレード 詐欺」で検索をしてみたのですが、弁護士サイトやヤフー知恵袋などが出てきて、詐欺(まがい)被害に遭っている方もいらっしゃるようです。
全てのソーシャルトレードが詐欺とはもちろん言いませんが、まずは疑ってかかった方がいいかと思います。
特に海外業者・無登録業者の場合は。
システムトレード系のサービスを利用するにしても「リピート系FX」など、ある程度は自分自身の考えを反映させることのできるものがいいのではないでしょうか。
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リピート系FXとは?
ループイフダンなどの「リピート系FX」は、FXの自動売買の一種ですが、売買ロジック(どこで買って、どこで売るのか)が明確ですしね。
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ループイフダンとは?
100%他力本願で利益を出すことが出来るほど、投資の世界は甘くないと思いますよ。
選ぶだけのFX比較はこちら。
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選ぶだけのFX
AIによる自動売買に個人的には期待していますが。
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トランプ砲前後に驚異の2円分の値幅利益確定 テキストマイニングAI検証
*追記 登録者数10万人以上の投資系YouTuberがトラブルか。
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一撃一億円の投資系(FX・米国株)YouTuber 金銭トラブルで訴訟に発展か