当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
FXトレーダーの間で2015年ごろから継続して流行しているのが「リピート系FX」と呼ばれるFXの注文方法から進化した自動売買の一種です。
2022年追記現在も、FXの自動売買で最も人気のジャンルです。
一部のサイトでは「リピート系自動売買」「リピート系FX注文」と呼んでいます。
私が本格的に「リピート系FX」をスタートしたのは2017年なのですが、年間の損益は200万円を超えました。
*追記 2018年7月には利益の総合計は400万円を超えました。
*追記 2018年6月に人気のリピート系FXの「ループイフダン」書籍を出版しました。
*追記 2018年12月21日発売の「月刊FX攻略.com2019年2月号」に掲載されました。
そもそもリピート系FXとは?
そもそも「リピート系FX」とは?を簡潔にまとめたものがこちらです。
「リピート系注文」「リピート系自動売買」とも呼ばれることもある、
FXの自動売買(システムトレード)の一種。
売買ロジックは公開されており、ユーザーは注文内容を見ることが可能。
その内容は「IFD(イフダン)注文」というFXの注文方法、
もしくは「IFD(イフダン注文)」から「派生した」注文方法で構成されている。
派生した注文方法とは「IFO」注文のこと。*逆指値注文・損切り設定をした場合。
さらに詳しく「リピート系FX」について知りたい方は、中盤にある「リピート系FXの定義とは?」の項をご覧ください。
他のサイトでは曖昧になっているものを、私・小手川征也が定義づけしました。
「リピート系自動売買」という表現の場合、為替(FX)以外が対象となっている可能性もあるので注意が必要です。
リピート系FXブームの火付け役は?
「リピート系FX」は、数年前までは「トラリピ」しか選択肢がない状態で、一部のFXの中長期投資家の間では根強い人気でしたが、それほどメジャーな存在ではありませんでした。
が、多くのFX投資家がリピート系FXに注目し、ブームへの火付け役を果たしたのは、大島優子さんがイメージキャラクターでおなじみの外為オンラインが2014年より提供をスタートしました「iサイクル2取引(旧名称・iサイクル注文)」でしょう。
さらに、リピート系FXの人気に拍車をかけたのがアイネット証券の提供する「ループイフダン」です。
「ループイフダン」は手数料が無料という画期的な手数料システムがユーザーに受け、大ブレイクしました。
アイネット証券・ループイフダンは当サイト口座開設数・人気NO.1です(*当サイトから申し込みをすると他ではもらえない非売品レポート3点などの限定特典付き)。
同時期にFXブロードネットの「トラッキングトレード」やインヴァスト証券の「トライオートFX」、その少し後にマネックス証券の「オートレール」、みんなのFX「みんなのリピート注文」などがサービス提供を開始して後に続きました。
後発だと2019年に追加された「みんなのリピート注文」です。
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みんなのFX みんなのシストレ みんなのリピート注文 評判
そしてさらに2023年にサービス提供が始まったのが「松井証券FX」です。
本気でシェアを奪いに来ていることがよくわかります。以下の投稿でスペックを紹介しました。
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松井証券 自動売買(リピート系FX) とは?1通貨~・スプレッドが狭い・スワップポイントが高額
FX会社大手各社が参入してきたことにより、取引コストの競争が起きて、私たち投資家にとって始めやすい環境が整いました。
各サービスに共通しているのは「レンジ相場」「ボックス相場」に強く、「売買ロジックが見えている」透明性の高いFXの自動売買ということです。
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FX レンジ相場 自動売買
元祖リピート系FXと言えばトラリピ?
FXを昔から取引されている方なら一度は聞いたことがあるのがマネースクエアの提供する「トラリピ」でしょう。
トラリピは確かにリピート系FXの元祖ともいえるサービスなのですが、広いスプレッド&直接的な手数料(*2018年9月29日に手数料無料化)が必要なこともあり、取引コストが割高すぎました。
私がこのジャンルのFXをずっとやってこなかったのも、取引コストが気になるからです。利益の多くが手数料としてもっていかれたら、かなりきついですからね。
ちなみに、投稿時点ではマネースクウェア・ジャパンの「トラリピ」の口座開設申込は停止中です。
*後日、トラリピの口座開設申し込みは再開されました。
詳細はこちら→マネースクエア
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マネースクウェア・ジャパン トラリピ 口座開設できない理由
リピート系FXの定義とは?
「リピート系FX」の会社比較についてはまた別記事で書く予定(*後半にリンクがあります)ですが、「リピート系FX」とは何なのでしょうか?
私が定義した「リピート系FX」はこちらです。
- 一度設定をしたら自動で注文を繰り返す
(イフダン注文や類似注文の繰り返し)
- 注文を繰り返す回数に上限がない
(証拠金と設定の範囲内で) - 提供するFX会社のサーバーで稼働する
(PCの電源はオフでOK) - レンジ相場で利益を積み上げることが出来る(得意)
- 上昇・下降のトレンド相場でも追いかけてくれる「追尾」機能がある
(またはトラリピなどのレンジ幅を設定する機能がある)
リピート系FXは、特にレンジ相場が得意です。
なので、2017年・2018年・2019年の米ドル円のような値動きの時は大活躍してくれました。
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大以降の為替相場大変動でも、リスク管理をしっかりとできていれば、それもまた利益に変えることができるのがリピート系FXです。
また、リピート系FXでは追尾機能(もしくはレンジ指定機能)があることが重要です。
追尾機能とは、為替が上昇した場合や、下落した場合に追いかけてくれる機能のこと。
「リピート系FX」に興味を持たれた方に向けて、運用前に知っておいてほしいことがあります。
資金が無限にあれば別ですが、これから先に上昇するか?下降するか?を予想して、その範囲内で為替が動いてくれる必要があります。
「リピート系FX」は完全に自動売買任せ・プログラム任せで永遠に放置するようなものではありません。
ある程度の為替の値動き(○○円~○○の間で動くだろう)の予測と定期的な見直しが必要です。
*「○○円~○○円で動くだろう」という考えを私は「想定変動幅」「想定レンジ」と呼んでいます。
ただこの範囲をやたらめったら広く取ればいいかというと、そうでもないのです。
例えば、「75円から115円まで動くだろう」と「40円値幅」のように広く予測すれば、その範囲からはずれる可能性は低くなりますが、リターン(利回りの期待値)は落ちます。
つまり、資金効率・管理こそがリピート系FXの運用の肝です。
当サイトや公式ブログでは「ループイフダン」や「トラリピ」などで資金量別の設定を定期的に公開しています。
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ループイフダン 資金30万円設定例 カナダドル円・豪ドル円・NZドル円 2020年6月更新
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ループイフダン 米ドル円版 資金30万円設定例 2020年4月
ブロガーなどの設定を真似することができるのもリピート系FXの魅力です。
リピート系FXの従来型のFXのシステムトレードとの大きな違いは「売買ロジックが明確」である点です。
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FX システムトレード おすすめは?
リピート系FX提供会社はどこ?
私の思う「リピート系FX」の定義を満たしているサービス。
上の定義を満たしている中でも、UIが良くないのですし、往復手数料が発生する「トライオートFX」は初心者さんにはおすすめしません。
私の思う「リピート系FX」の定義を満たしていないサービス。
- ジャパンネット銀行の「連続IFDOCO注文」
- マネーパートナーズの「連続予約注文」
YJFXの「リピートトレール注文」(*サービス提供終了)
その差・違いはどこか?ですが「自動売買」「システムトレード」と言えるのか?否か?です。
「連続予約注文」は「半自動」といってもいい、手動と自動の中間ぐらいの機能です(*スプレッドが狭い点は魅力的ですが)。
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連続予約注文とは?
複数の注文を連続で出せるぐらいのものはリピート系FXとは言えません。ただの「FXの注文方法の中の一つ」です。
「買い」の売買システムを稼働した時に、以下のような注文を自動で連続で出せるか?がポイントです。
どうして注文がリピートするのか?繰り返すことができるのか?ですが、「イフダン注文(IFD注文)」や「IFDO注文(IFO注文)」が自動で繰り返し発注されているからです。
先ほどの定義を満たしているサービスであれば、それ(IFD注文やIFDO注文の繰り返し)が可能なのです(*証拠金と設定の範囲内で)。
連続・自動で注文を出せる理由は「リピート系FX」は「FXの自動売買」の一種だからなのです。
リピート系FXではスワップポイントも重要?
一つ前の項で「リピート系FX」で利益をあげていくイメージ図をご覧いただきましたが、基本的には新規注文→決済注文の「注文の繰り返し=リピート」の積み重ねで資金を増やしていきます。
ですが、もう一つおさえておきたいのが「スワップポイント」と呼ばれるFXの金利のようなものです。
「新規注文→決済注文」と「スワップポイント」の両方で利益を得ることが出来れば、さらにリターンを伸ばすことができます。
以下は、私がリピート系FXで約58万円の利益が出た月の実際の画像なのですが、なんとスワップポイントによる利益が7万円以上!
スワップポイントがもらえたおかげで、12%もの利益の積み増しがありました。
FXで、いわゆる「高金利通貨ペア」と言えば、南アフリカランド円、メキシコペソ円などがおなじみですが、これら以外の米ドル円や豪ドル円、カナダドル円などの通貨ペアで運用をしていても、スワップポイントによる利益は重要です。
スワップポイントが高額な会社を選ぶに越したことはないです。以下の比較一覧表をご覧ください。
*追記調査日 2023年6月1日。南アランド円とメキシコペソ円は10万通貨当たり、その他は1万通貨当たり。
みんなのリピート注文は公式ホームページでスワップポイントを公開してないので一覧に入れていません。
松井証券 「自動売買」 |
アイネット 証券 「ループ イフダン」 |
FXブロードネット 「トラッキング トレード」 |
外為オンライン 「サイクル2取引」& 「iサイクル2取引」 |
ひまわり 証券 「ループ・ イフダン」 |
マネースクエア 「トラリピ」 |
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米ドル円 買いスワップ |
226円 | 200円 | 208円 | 190円 | 190円 | 129円 |
ユーロ円 売りスワップ |
148円 | 150円 | 150円 | 95円 | 95円 | 143円 |
英ポンド円 買いスワップ |
262円 | 220円 | 225円 | 180円 | 180円 | 207円 |
豪ドル円 買いスワップ |
87円 | 100円 | 102円 | 60円 | 95円 | 91円 |
NZドル円 買いスワップ |
108円 | 120円 | 129円 | 95円 | 取り扱いなし | 129円 |
カナダドル円 買いスワップ |
105円 | 120円 | 120円 | 95円 | 取り扱いなし | 139円 |
ユーロドル 売りスワップ |
67円 | 80円 | 80円 | 65円 | 65円 | 60円 |
南アランド円 買いスワップ |
130円 | 130円 | 130円 | 50円 | 取り扱いなし | 30円 |
メキシコペソ円 買いスワップ |
260円 | 260円 | 取り扱いなし | 50円 | 取り扱いなし | 130円 |
2倍、3倍、あるいはそれ以上の差がついている場合もありますよ。
言い換えると、スワップポイントが高い会社を選んでいれば、2倍以上も利益に差がついた、ということですよね。
取引コストで選ぶならどこがおすすめ?
以下は私が作成しましたリピート系FX比較一覧表です。定期的に調査をしています(*頻繁に最新データを反映中)。
*2023年6月1日に最新情報に更新。
私がリピート系FXを選ぶ際には取引コストとスワップポイントを特に重視します。
以下の投稿で取引コストや手数料を掘り下げて書きました。
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リピート系FX比較
スプレッドの狭さで言うと圧倒的に松井証券です。
トラッキングトレードもスプレッドは狭いのですが、キャンペーン終了後は片道手数料がかかるので。
ラクチンさ・初心者向けだとアイネット証券のループイフダンですね。
2018年10月の取材時には、ループイフダン利用者さんの8割以上が利益を出している、とのことでした(*取材時の情報です)。
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アイネット証券 取材#2 ループイフダン利用者の勝ち組は8割!?その特徴は?
また、アイネット証券のループイフダンはあらかじめ用意されている売買システム(通貨ペアと値幅)を選ぶだけなので、私たちは細かい値幅の設定などは必要ありません。
そこが初心者にも人気の理由でしょう。
リピート系FX運用者さんが気になるポイントの、損切り設定「あり」「なし」も、アイネット証券のループイフダンなら選べます。
リピート系FX初心者の方は、アイネット証券のループイフダンを選ぶのが無難だと思います。
もうすでに他社をお使いで、スプレッドが狭い会社への乗り換えを検討している方は、以下のバナーから松井証券を申し込むのがベストでしょう(*当サイト限定特典付)。
どこの会社にせよ、もし使ってみて物足りない部分があれば、他社に乗り換えればいいのです。
私は2017年、アイネット証券のループイフダンで、5月中旬より法人口座・50万円の資金でスタートして42万円の利益(2018年12月までの期間)が出ました。
コロナショック以降に運用方法を見直してから、安定して利益を積み上げることが出来ています。
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ループイフダン 始め方
当サイト・リピート系FX一番人気のアイネット証券・ループイフダンの口座を新規で開くなら、当サイト経由・以下のバナーからがお得です。
上のバナーが表示されない方はこちら→アイネット証券
タイアップキャンペーンの詳細はこちらのページでもご確認いただけます。
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アイネット証券 タイアップ
マネースクエア・トラリピとのタイアップキャンペーンの詳細はこちら。
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トラリピ(マネースクエア) タイアップ
その他の限定タイアップキャンペーン一覧。
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FX タイアップキャンペーン比較一覧