当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
リピート系FXの二つのサービスを比較するシリーズです。
今回は、アイネット証券などが提供する「ループイフダン」と、マネックス証券の提供する「オートレール」の比較・違いなどについて。
*「ループイフダン」はひまわり証券でも提供がありますが、優位性の高いアイネット証券のスペックを基準に話を進めていきます。
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ループイフダンとは?
筆者はオートレールは利用したことはない
まず、私が現時点で実際に運用しているのは、「ループイフダン」と「トラッキングトレード」です。
「オートレール」は利用したことはありません。
その理由は、デモ口座期間が1カ月しかないことと、後ほど書きます手数料の問題です。
*デモ口座運用に関しては、当サイトで後日公開予定です。
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取引コスト以外を比較
リピート系FXで最も重要な取引コストの比較の前に、それ以外の部分も含めたスペックを比較しておきます。
ループイフダン | オートレール | |
通貨ペア数 | 20 (2019年11月11日以降) |
14 |
タイプ | 追尾(レンジ指定不可) | 追尾(レンジ指定不可) |
値幅設定 | 選ぶだけ | 自分で設定 |
デモ口座 | 有(無期限) | 有(1か月) |
取引手数料 | 無 | 有(後述) |
「ループイフダン」の方が通貨ペアが充実しています。
「ループイフダン」「オートレール」ともに追尾機能があるので、上昇トレンド・下降トレンドにしっかりと乗ることが出来ます。
が、○○円~○○円といったレンジの指定はどちらのサービスもできません。
しかし、「オートレール」は「○○円を基準として○○円間隔で○○本トリガーを設置する」という設定方法なので発注する為替レートの上限(買いの場合)、下限(売りの場合)は調節ができそうです。
ループイフダンはデモ口座があり、無期限です。オートレールはデモ口座がありますが、1カ月の期限付きです。
1か月の期間では、じっくりと検証をするのは難しいですね。操作方法を覚えるための期間、といったところでしょうか。
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リピート系FXとは?
「ループイフダン」は以下の表のように、あらかじめ設定された値幅から「選ぶだけ」でリピート系FXを始められます。
一方の「オートレール」はそういった機能はありません。5項目ぐらいを入力しないといけないので、FX初心者さん向けとはいいがたいです。
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取引コスト(スプレッド)を比較
取引コストの比較。まずはスプレッドを比較してみましょう。
以下がこの投稿時点での主要通貨ペアのスプレッド比較です。
*ループイフダン・オートレールともに原則固定。対円通貨は銭・ユーロドルはPIP。
調査日。2018年9月24日。
通貨ペア | ループイフダン | オートレール |
米ドル/円 | 2銭 | 2銭 |
ユーロ/円 | 3銭 | 4銭 |
英ポンド/円 | 5銭 | 6銭 |
豪ドル/円 | 4銭 | 4銭 |
NZドル/円 | 6銭 | 6銭 |
ユーロ/米ドル | 2PIP | 3PIP |
表面上のスプレッドだけ見ても「ループイフダン」の方が「オートレール」よりも有利な通貨ペアも多いですが、さらに、取引手数料も含めて考えないといけません。
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取引コスト(取引手数料)を比較
「ループイフダン」は取引手数料が無料です。つまり、スプレッド以外に別途取引手数料は発生しません。
一方の「オートレール」は取引手数料が往復かかります。以下がその表です。
1万通貨未満の取引の場合、 1000通貨当たり片道30円 |
1万通貨以上の取引の場合手数料無料 |
表をご覧いただくと、1万通貨未満の取引時、1000通貨当たりの取引手数料は往復で合計60円です。
多くの方が、1000通貨、2000通貨などの小さい数量で取引をされるのではないでしょうか?
1000通貨取引時に「オートレール」は、iサイクル注文やトラッキングトレードと比較しても割高です。
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リピート系FX比較
1,000通貨×10銭分の値幅を獲得した場合、100円の利益が発生するはずです。オートレールの場合、その中の60円は売買手数料で消えるということです。
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取引コスト(合計)を比較
ということで、スプレッドと取引手数料の両方を合計した取引コストの比較をしていきます。
「ループイフダン」には「25銭」という値幅があるので、1,000通貨取引時に米ドル円で25銭の値幅を獲得して、それを10回×10回の合計100回繰り返した場合の取引コストと、得られる利益を比較しましょう。*スプレッド1銭を1万通貨・100円のコストで換算。
まずは「ループイフダン」。
100往復取引が成立した場合の取引コストは20×100=2000円となり、発生した25,000円の利益から引くと、得られる利益は23,000円という結果になりました。
次は「オートレール」。
100往復取引が成立した場合の取引コストは80(20+60)×100=8,000円となり、発生した25,000円の利益から引くと、得られる利益は17,000円という結果になりました。
利益に6,000円の差が付く結果となりました。
このシリーズ過去最大のコストの差が出た「トラリピ」に次いで「オートレール」は2番目に取引コストの高いリピート系FXということになりました。
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ループイフダン トラリピ 比較 2022年
*追記 最新の設定例はこちらの公式ブログのループイフダン設定例まとめ・こちらのオレンジ色のボタンから飛べます。
まとめ
いつもお伝えしていますが「リピート系FX」で最も重視すべきポイントは取引コストです。
その理由は、年間何百回・何千回と注文を繰り返すからです。
先ほどは100往復の例を出しましたが、これが1,000往復・2000往復となると、その取引コストの差は数万円・数十万円になります。
私はループイフダンの方に優位性を感じています。
操作性においても、ループイフダンの方が初心者さん向けですね。
*投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。
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