当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
リピート系FXの二つのサービスを比較するシリーズです。*2022年に再調査しました。
今回は、アイネット証券などが提供する「ループイフダン」と、マネースクエアの提供する「トラリピ」の比較・違いなどについて。
*「ループイフダン」はひまわり証券でも提供がありますが、優位性の高いアイネット証券のスペックを基準に話を進めていきます。
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ループイフダンとは?
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トラリピとは?
私がトラリピを使わない理由
まず、私が実際に運用しているのは、「ループイフダン」と「トラッキングトレード」です。
その理由は、取引コストが安いからです。
一方の「トラリピ」。
その存在自体は、FX歴が10年近い私はもちろん知っていましたが、使おうと思ったことは一度もありません。
取引コストが高すぎるからです。
*追記 後日「トラリピ」でも運用を開始しました。理由は手数料が無料になったため。
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トラリピ(マネースクエア) タイアップ
取引コスト以外を比較
リピート系FXで最も重要な取引コストの比較の前に、それ以外の部分も含めたスペックを比較しておきます。
ループイフダン | トラリピ | |
通貨ペア数 | 20 | 15 |
タイプ | 追尾機能あり | レンジ指定 |
値幅設定 | 選ぶだけ | 自分で設定 |
デモ口座 | 有(無期限) | 無 |
取引手数料 | 無 | 無(後日廃止) |
2019年11月11日以降、通貨ペア数では「ループイフダン」にかなり優位性が出てきました。
仕組みに関してですが「ループイフダン」は追尾機能があるので、上昇トレンドや下降トレンドでも対応できます。
一方の「トラリピ」はレンジを指定するので、レンジ外に出た時には新規注文→決済注文をしてくれません。
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リピート系FXとは?
ただ、この点は好き嫌いがあるので、どちらが優れているとは断定できません。
値幅設定に関しても、「ループイフダン」はすでに用意されている値幅から選ぶだけなのに対し、「トラリピ」は自分で設定をする必要があります。
この点も好き嫌いが分かれる点だと思いますが、選ぶだけの「ループイフダン」の方が初心者さんには始めやすいと思います。
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取引コスト(スプレッド)を比較
取引コストの比較。まずはスプレッドを比較してみましょう。
以下がこの投稿時点での主要通貨ペアのスプレッド比較です。
*トラリピは変動制。ループイフダンは原則固定。対円通貨は銭・ユーロドルはPIP。
調査日。2022年1月25日再調査。
通貨ペア | ループイフダン (固定制) |
トラリピ (変動制) |
米ドル/円 | 2銭 |
約4銭 |
ユーロ/円 | 3銭 |
約5銭 |
英ポンド/円 | 5銭 |
約7.7銭 |
豪ドル/円 | 4銭 |
約5.5銭 |
NZドル/円 | 6銭 |
約7.6銭 |
カナダドル/円 | 5銭 |
約4.5銭 |
トルコリラ/円 | 7銭 |
約11銭 |
南アフリカランド/円 | 7銭 |
約2.8銭 |
メキシコペソ/円 | 1銭 |
約2.5銭 |
ユーロ/米ドル | 2PIP |
約4.7PIP |
英ポンド/米ドル | 3PIP |
約4.8PIP |
豪ドル/米ドル | 4PIP |
約4.7PIP |
NZドル/米ドル | 6PIP |
約4.4PIP |
豪ドル/NZドル | 6PIP |
約4PIP |
ユーロ/英ポンド | 4PIP |
約3PIP |
今回の調査では、「ループイフダン」の方がやや有利でしたが、「トラリピ」の方が狭い通貨ペアも散見されました。
が・・・問題は次の取引手数料です。
*追記 トラリピは手数料無料化されました。後日にスプレッドを調査した結果は以下の投稿です。
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ループイフダン トラリピ スプレッド比較 2022
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取引コスト(取引手数料)を比較
「ループイフダン」は取引手数料が無料です。つまり、スプレッド以外に別途取引手数料は発生しません。
一方の「トラリピ」は取引手数料が往復かかります。以下がその表です。
*追記 トラリピは手数料無料化されました。後日にスプレッドを調査した結果は以下の投稿です。
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ループイフダン トラリピ スプレッド比較 2022
*南アフリカランド円を除く、10通貨ペア。
1万通貨単位以上の場合 | 1,000通貨単位当たり30円 (対ドル通貨は0.3ドル) |
1万通貨単位未満の場合 | 1,000通貨単位当たり50円 (対ドル通貨は0.5ドル) |
リピート系FXは「コツコツ利益を積み上げる」運用スタイルの方が多いはずなので、下段の1万通貨未満の取引時の売買手数料を見た方が良いと思いいます。
「トラリピ」の売買手数料は、往復かかります。
表をご覧いただくと、1,000通貨取引時の取引手数料は往復で合計100円です。
1,000通貨×10銭分の値幅を獲得した場合、100円の利益が発生するはずです。が・・・それが取引手数料で消えてしまいますね。
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取引コスト(合計)を比較
ということで、スプレッドと取引手数料の両方を合計した取引コストの比較をしていきます。
「ループイフダン」には「25銭」という値幅があるので、1,000通貨取引時に米ドル円で25銭の値幅を獲得して、それを10回×10回の合計100回繰り返した場合の取引コストと、得られる利益を比較しましょう。*スプレッド1銭を1万通貨・100円のコストで換算。
まずは「ループイフダン」。
100往復取引が成立した場合の取引コストは20×100=2000円となり、発生した25,000円の利益から引くと、得られる利益は23,000円という結果になりました。
次は「トラリピ」。
100往復取引が成立した場合の取引コストは130×100=13,000円となり、発生した25,000円の利益から引くと、得られる利益は12,000円という結果になりました。
なんと、利益に11,000円もの差が付く結果となりました。
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まとめ
これは私の個人的な考えになりますが、「リピート系FX」で最も重視すべきポイントは取引コストです。
その理由は、年間何百回・何千回と注文を繰り返すからです。
先ほどは100往復の例を出しましたが、これが1,000往復・2000往復となると、その取引コストの差はかなり大きな金額になります。
私はループイフダンの方に優位性を感じていますが、皆様はどうでしょうか。
*投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。
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