当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
この記事は、2023年3月に「みんなのFX」「LIGHT FX」でハンガリーフォリント円の取扱いが始まった直後に作成した、資金30万円のスワップ投資シミュレーションです。
当時はハンガリーフォリント円の為替レートが約0.369円、買いスワップポイントは10万通貨あたり1日+30円という水準でした。
そこで資金30万円について、150万通貨・200万通貨・250万通貨の3パターンを比較しました。
この記事で現在も残す価値があるのは、「2023年3月の取扱開始直後に、どのような条件でハンガリーフォリント円が注目され、私はどのようにリスクとリターンを試算していたのか」という当時の一次記録です。
ここで掲載する+30円や年利54%~91%という数字は、2023年3月当時の条件を365日固定した皮算用です。
現在の期待利回りやおすすめ数量ではありません。
現在のハンガリーフォリント円・資金30万円設定は、2026年の条件から再検証した私の公式ブログの記事をご覧ください。
ハンガリーフォリント円スワップ投資30万円設定例|150万・200万・250万通貨を2026年再検証
2023年3月20日にハンガリーフォリント円の取扱いが始まった
2023年3月20日、「みんなのFX」と「LIGHT FX」でハンガリーフォリント円の取扱いが始まりました。
ハンガリーフォリント円は「HUF/JPY」と表記される、ハンガリーの通貨フォリントと日本円の通貨ペアです。
当時、ハンガリーの政策金利は非常に高い水準にあり、取扱開始直後のハンガリーフォリント円では高い買いスワップポイントが注目されました。
私が2023年3月26日に確認した「みんなのFX」「LIGHT FX」の買いスワップポイントは、10万通貨あたり1日+30円でした。
為替レートそのものも約0.369円と低かったため、資金30万円でもかなり大きな数量を保有できるという特徴がありました。
ただし、「たくさん買える」ことと「たくさん買った方がいい」ことは別です。
そこで当時の私は、数量を3段階に分けて比較しました。
2023年3月当時の試算条件
| 項目 | 2023年3月当時の条件 |
|---|---|
| 元手資金 | 30万円 |
| 為替レート | 約0.369円 |
| 買いスワップ | 10万通貨あたり+30円/日 |
| 取引数量 | 150万・200万・250万通貨 |
| 計算期間 | 365日 |
買いスワップポイントについては、10万通貨あたり+30円が365日続くと仮定しています。
つまり、この後に出てくる年間スワップや利回りは、2023年3月時点の数字を一年間固定した単純な皮算用です。
スワップポイントは日々変動します。
実際、その後のハンガリーフォリント円でもスワップポイントは変動しており、この記事の+30円を現在へ当てはめることはできません。
高いスワップだけでなく為替下落への余裕も比較した
スワップ投資では、年間でもらえるスワップポイントの金額だけを見ると判断を誤りやすくなります。
買いポジションを持っている場合、ハンガリーフォリント円が下落すれば為替差損が発生するからです。
2023年3月当時、私は約20年間のハンガリーフォリント円の値動きを確認し、2012年1月につけた0.30円台を一つのリスク判断材料としていました。
ただし、過去約20年間の安値を将来更新しない保証はありません。
過去安値は「ここより下がらない価格」ではなく、数量ごとの下落耐性を比較するための目安です。
そこで、150万・200万・250万通貨について、スワップ収入だけでなく、実効レバレッジや当時計算したロスカットラインも一緒に比較しました。
資金30万円・150万・200万・250万通貨を比較
| 数量 | 年間スワップ試算 | 年利試算 | 実効レバレッジ | ロスカット目安 |
|---|---|---|---|---|
| 150万通貨 | 約16万4,250円 | 約54% | 約1.8倍 | 約0.188円 |
| 200万通貨 | 約21万9,000円 | 約73% | 約2.5倍 | 約0.244円 |
| 250万通貨 | 約27万3,750円 | 約91% | 約3.1倍 | 約0.277円 |
数字だけを見ると、250万通貨の年間約27万3,750円・年利約91%が最も魅力的に見えます。
しかし、数量を増やした分だけ実効レバレッジも高くなり、ロスカットラインも当時の為替レートへ近づきます。
「年間スワップが大きい設定ほど優秀」という比較ではありません。
リターンを増やすために数量を増やすと、同時に為替下落への耐性が低下するという関係を見るための3設定です。
150万通貨|3設定では最も為替下落への余裕を取った
まず150万通貨です。
為替レート約0.369円なら、150万通貨のポジション総額は約55万3,500円です。
資金30万円に対するスタート時の実効レバレッジは約1.8倍でした。
買いスワップポイントが10万通貨あたり+30円で365日続くと仮定すると、
30円×15Lot×365日=約16万4,250円。
資金30万円に対する単純な年利換算は約54%です。
当時計算したロスカットラインの目安は約0.188円でした。
3つの設定の中では、期待するスワップ収入を抑える代わりに、最も為替下落への余裕を大きく取った設定です。
元記事でも、私自身が3つから選ぶなら、この150万通貨を好むという考え方を書いていました。
その理由は、利回りの高さよりもロスカットまでの余裕を優先していたからです。
200万通貨|スワップ収入と下落耐性の中間
次は200万通貨です。
為替レート約0.369円ならポジション総額は約73万8,000円。
資金30万円に対する実効レバレッジは約2.5倍です。
買いスワップポイントが+30円で365日続くと仮定すると、
30円×20Lot×365日=約21万9,000円。
資金30万円に対する単純な年利換算は約73%です。
当時計算したロスカットラインの目安は約0.244円でした。
150万通貨より年間スワップの皮算用は約5万4,750円増えます。
その一方で、実効レバレッジは約1.8倍から約2.5倍へ上昇し、為替下落への余裕は小さくなります。
リスクとリターンの両方を一段上げた中間的な設定でした。
250万通貨|年利91%の裏でレバレッジも約3.1倍
3つ目は250万通貨です。
為替レート約0.369円なら、ポジション総額は約92万2,500円。
資金30万円に対する実効レバレッジは約3.1倍です。
買いスワップポイントが10万通貨あたり+30円で365日続くと仮定すると、
30円×25Lot×365日=約27万3,750円。
元手30万円に対する単純な年利換算は約91%になります。
当時計算したロスカットラインの目安は約0.277円でした。
年利91%という数字だけを見ると非常に大きなリターンですが、3つの中では実効レバレッジも最も高く、為替下落への余裕も最も小さい設定です。
スワップ投資では、受け取ったスワップポイント以上の為替差損が発生することがあります。
「利回りが一番高いから250万通貨が一番いい」という意味ではありません。
2023年3月当時はなぜ年利54~91%という数字になったのか
今回の3設定で非常に高い利回りが出た理由は、大きく2つあります。
一つは、10万通貨あたり+30円という当時の高い買いスワップポイントです。
もう一つは、資金30万円に対して150万~250万通貨という大きなポジションを保有するため、レバレッジがかかっていることです。
高い年利数字を見たときは、「スワップポイントが高いから」だけでなく、「どの程度のレバレッジを使っているのか」も確認する必要があります。
特に250万通貨の約91%は、資金30万円に対してポジション総額が約92万円になる設定です。
スワップ投資の利回りと為替変動リスクは、切り離して考えることはできません。
高スワップだからこそ数量を減らす考え方もあった
当時の+30円というスワップポイントを見れば、「もっと数量を増やして利益を狙いたい」と考えることもできます。
一方で、スワップポイントが高いのであれば、あえて数量を減らしても一定のスワップ収入を期待できるという考え方もできます。
私はこの後、資金30万円で70万・80万・90万通貨まで数量を下げ、実効レバレッジ約0.9~1.2倍で試算する記事も作りました。
2023年当時の低レバレッジ設定については、現在は公式ブログ側で保存・整理しています。
ハンガリーフォリント円FXスワップ投資|資金30万円・レバレッジ1倍以下設定例【2023年】
高いスワップポイントが提示されているからこそ、レバレッジを上げるのではなく、数量を抑えて下落耐性を高めるという選択肢もあります。
2023年3月の+30円を現在の設定には使わない
この記事は2023年3月26日時点の記録です。
その後、2023年7月には買いスワップポイントが低下し、6月平均+21.75円、月末には+17円となった局面で、同じ資金30万円の設定を見直しました。
スワップ減額時に数量をどう考えたのかはこちらです。
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ハンガリーフォリント円+30円→17円へ減額|資金30万円の設定見直し【2023年7月】
当時の為替レート約0.369円、買いスワップポイント+30円、当時の証拠金条件を使っています。
現在、同じ資金30万円で150万・200万・250万通貨を保有した場合でも、為替レート・スワップポイント・証拠金条件が違えば結果は変わります。
現在のハンガリーフォリント円30万円設定については、2023年当時の一次データを残しながら2026年に再検証した記事をご覧ください。
ハンガリーフォリント円スワップ投資30万円設定例|150万・200万・250万通貨を2026年再検証
このページは2023年3月の初期検証、本丸の記事は現在の判断材料という役割で分けています。
現在の高金利通貨なら他の通貨ペアも比較
「ハンガリーフォリント円そのものを取引したい」のではなく、「高金利通貨でスワップポイントを受け取りたい」という目的なら、現在は他の通貨ペアも比較してください。
トルコリラ円・メキシコペソ円・ハンガリーフォリント円などの資金別設定例は、現在のまとめページへ集約しています。
FXスワップポイント投資の設定例まとめ|トルコリラ円・メキシコペソ円など
これから初めてスワップ投資を始める方には、現在私自身も運用・検証しているトルコリラ円の始め方もまとめています。
トルコリラ円スワップ投資の始め方|FX初心者の必要書類・口座開設・会社選び
現在「LIGHT FX」を利用する場合は、2023年3月当時の+30円ではなく、現在の取引条件を確認してください。
ハンガリーフォリント円取扱開始直後・資金30万円試算まとめ
ハンガリーフォリント円は、2023年3月20日に「みんなのFX」「LIGHT FX」で取扱いが始まりました。
この記事は、そのわずか数日後となる2023年3月26日時点の条件を使って作成した初期検証です。
当時の為替レート約0.369円、買いスワップポイント10万通貨あたり+30円を前提にすると、資金30万円での年間スワップの皮算用は、
- 150万通貨:約16万4,250円
- 200万通貨:約21万9,000円
- 250万通貨:約27万3,750円
となりました。
一方、実効レバレッジは約1.8倍・約2.5倍・約3.1倍と、数量を増やすほど為替下落への余裕は小さくなります。
この2023年3月の検証から残したいポイントは、年利54%~91%という派手な数字ではありません。
高いスワップポイントが提示されている時でも、数量を増やせば同時に為替変動リスクも増えるということです。
この記事は、ハンガリーフォリント円取扱開始直後の一次記録として残します。
現在の設定を考える場合は、現在の為替レート・スワップポイント・取引条件から改めて数量を検討してください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FXには為替変動リスク、スプレッド拡大、スワップポイント変動、レバレッジ、強制ロスカットなどによる損失リスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


