当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
以下の「韓国株価指数を空売り(ショート)する方法」投稿に続く、CFDに関する投稿です。
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韓国株価指数を空売り(ショート)する方法
今回は「VIX指数」をCFDで取引する方法について。
海外の証券会社を利用して先物を取引する方法や、ETFにて取引する方法もありますが、CFDで取引するのが一番わかりやすいです。特にFXの取引をしたことのある方なら。
VIX指数とは?
VIX指数とは?
以下の囲い込みはWikipediaからの引用で、少し短く改変しました。
VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所が、S&P 500を対象とするオプション取引の満期30日のインプライド・ボラティリティを元に算出し、1993年より公表している指数。
ただし現実にはS&P500が下落する場合はVIXは上昇する傾向があり、VIXとS&P 500のパフォーマンスは負の相関関係にある。
その統計的傾向から俗に恐怖指数(きょうふしすう)とも呼ばれる。
少しわかりづらいので、かみ砕いていると、「S&P500」というアメリカの株価指数をもとに算出した指数のことです。
その「S&P500」と逆相関の値動きをすることが多いので、「S&Pが下落→市場が恐怖を感じている」ので「恐怖指数」と呼ばれることもあるということです。
ちなみに、「S&P500」という株価指数もGMOクリック証券などのCFDで取引ができます。
GMOクリック証券・CFDのスペック詳細を書いた投稿はこちら。
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GMOクリック証券 CFDとは? 評判
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過去のVIX指数の高値や安値は?
過去のVIX指数の高値や安値についても調べてみました。
2008年9月15日のリーマン・ブラザーズの破綻後、2008年9月18日につけた「42.15」。
リーマン・ショックの少し後、2008年10月24日の世界金融危機の最中につけた「89.53」。
2015年8月24日のチャイナショック後の安値の「チャイニーズ・ブラック・マンデー」時につけた「53.29」などが目につきます。
チャート画像はGMOクリック証券【CFD】の米国VI月足チャートです。
先ほどの「VIX指数(恐怖指数)とは?」の用語の解説通り、市場が混乱状態になった時に指数が高くなっていることがわかります。
過去の安値を見てみると、2007年1月24日の「9.87」。
その10年以上後の2017年11月24日の「8.56(1993年以降の最安値)」などです。
高値・安値のデータを見て、最も興味深い点は、リーマン・ショックに繋がる「サブプライムローン問題の表面化」が2007年の夏ぐらいなので、その数カ月前にはかなりの安値で、2年も経たないうちに8倍ぐらいまでに跳ね上がっている点です。
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サブプライム リーマン・ショック以前の好景気時の株価チャートと当時の思い出
つまり、安定的に安値圏で推移していても、突然牙をむくのが「VIX指数」だということです。
「VIX指数」が上昇した時に「売り(ショート)」で入る場合、リスクを考えておいた方が良さそうですね。
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GMOクリック証券・CFDで取引可能な3銘柄
先ほども名前が出てきましたが「GMOクリック証券」のCFD口座があれば、VIX指数の取引・トレードが可能です。
「VIX指数」を原資産、あるいは派生した銘柄は3つあります。
まず一つ目。
「米国VI」という銘柄が「CBOE」の「VIX先物」が原資産になっているのでわかりやすいです。
一般的に「VIX指数を取引する」と言えば、最も近いのがこの「米国VI」という銘柄です。
月足チャートは一つ前の項目に掲載しました。
二つ目。
「米国VIブルETF」という銘柄があり、こちらは「NYSE ARCA」の「プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF」が原資産となっています。
チャート画像を見てみると、投資歴14年以上の私でもこんなチャートは見たことがないというぐらい、右肩下がりです。
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多くの方が「戻り売り(上昇したら売り・ショート)」戦略をしたくなるチャートですね。
こちらは「米国VI」同様に「VIX指数」が上昇すれば、上昇する傾向にあり、銘柄の性質上「米国VIよりもボラティリティが高い」はずなのですが、直近の日足チャートを見比べてみると、そこまで差があるようには感じません。
上が「米国VI」下が「米国VIブル」の日足チャートです。
3つ目の銘柄が「米国VIベア」です。以下が月足チャート。
こちらの原資産は「NYSE ARCA」の「プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF」です。
この「米国VIブル」は「米国VI」の逆の値動きをすることが多いということなので、相場環境が平穏=恐怖指数が低い時は上昇していく傾向にあります。
上のチャート見ると、2018年2月に大暴落をしていますが、この月に発生した「VIXショック」がその理由です。
2018年2月の「VIXショック」時には「VIX指数」は「50.30」と急激に高くなり、変動幅は過去最大規模でした。
先ほどの解説通り、「恐怖指数が高くなったので、米国VIベアは急落」しています。
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VIX指数は買いで入るのがいい?売りで入るのがいい?
GMOクリック証券のCFD口座で取引できる、VIX指数から派生した3銘柄をご紹介しました。
結局のところ「VIX指数は買いで入るのがいい?売りで入るのがいい?」という疑問が湧いてきたかと思います。
その時に指数が上昇しているか?下落しているか?は当然ながら重要ですが、どのような状態でも、VIX指数を取引する際に知っておいて欲しいこと。
人間の心理=恐怖は、一時的に高くなっても、すぐに落ち着きます。
なので、投資ブログなどではVIX指数が高くなった時に売り(ショート)で入る戦略(*VI指数ベアの場合は買い) を紹介しているものが多いです。
ただ、市場では時々「ブラック・スワン」と呼ばれる、予期せぬ現象が起きることがあるので、そこを踏まえて取引したほうがいいでしょうね。
リーマン・ショックの際も、直前は平穏だったことは先ほどお伝えしました。
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2018年12月の暴落(パウエルショック)は「リーマン・ショック級」なのか 株 為替 チャート比較
つまり「市場参加者の誰もが売り(ショート)で入って利益が出る」ような相場がずっと続くとは限らず、前触れもなく、ある日突発的に発生した混乱でVIX指数が大きく跳ね上がる可能性は常にあるということです。
うまくいかなかったとき(想定外の事態が起きた場合)のことも先に考えておきたいですね。
簡単そうに見えるものほど、リスクコントロールが重要だということ。FXのスワップ投資やリピート系FXにも共通する点です。
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リピート系FXとは?
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GMOクリック証券・CFDの口座開設は公式ホームページから
ということで、VIX指数をCFDで取引する方法や注意点については以上です。
今回ご紹介しました3銘柄が取引できるGMOクリック証券・CFD口座開設は以下のバナーからどうぞ。
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