当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
前回の「約定力」に続く投資に関する用語集。
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FX 約定力(やくじょうりょく)とは?
今回はFXや株の掲示板やSNSなどで見かける用語の「アホールド」とは?
アホールドとは?
「ホールド」は保有をすることです。
「アホ」は意味をご説明しなくても、皆様ご存知かと。
「アホ+ホールド」で「アホールド」です。
株価及び為替が上がっても下がっても売らず(決済せず)に保有し続けることを「アホールド」と言います。
大きく下がっても含み損を気にしない!そんなイメージです。
また、動詞として「アホールドする」などとも使います。
類似用語に「ガチホ」という言葉もあります。
「ガチホ」は「ガチでホールドし続ける」の略なので、ほぼ同じような意味ですが、ビットコイン・アルトコインなどの仮想通貨でよく使われるようになった印象です。
語感的には後者の方が小馬鹿にされていないイメージがあるので、自分の状態を伝える場合は「ガチホ中です」などと使いたいですよね。
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アホールドは株式投資で有効なの?
ではその「アホールド」って有効な手法?なのかどうか。
株に関しては「アホールド」は有効な場合もあります。
それは「現物株」を長期間持ち続けること。
現物株は、保有し続けることにコストは発生しませんし「アホールド」しやすいです。
特に配当利回りが高く、それが継続されている会社の株の場合「アホールド」している期間中に配当を受け取ることができるので。
為替の影響などを受けない日本の個別株(を現物株)は長期間保有することにデメリットはあまりありません。
アメリカ株の現物株に関しても数十年にわたって「アホールド」し続けるのであれば、為替の影響も気にしないで良いのかもしれません。
アメリカ株は、現時点では右肩上がりなので為替の影響以上のパフォーマンスが出る可能性が高い(*あくまでも現時点の値動きをもとに書いています)です。
先ほど「現物株」と書きましたが、「信用取引」は「制度信用取引」の場合は6カ月という期限があるので「アホールド」はできません。
「一般信用取引」は(例外を除いて)無期限のようです。
が・・・「信用取引」は「金利」というコストがあるので「アホールド」には向いていません。
長期間にわたり「アホールド」ができるのは保有し続けるコストがないからこそです。
ビットコインやアルトコインも、証拠金取引でなければ保有し続けるコストはかからないので「アホールド」が可能なのです。
私も今は個別株を複数銘柄に分散して「アホールド」中です。
定期的に利益確定をしたり、下で買い直したりしないのは、株価の値動きを読むのが難しいからです。
そう、「アホールド」は何も考えずに持っていればいいのでラクチンなのです。
アホールドはFXで有効なの?
次に「FX」で「アホールド」が有効かどうか。
「FX」に関しては「アホールド」向きとは言えません。
「FX」は日々「ロールオーバー」という作業が繰り返されており、買いポジションや売りポジションを長期間保有し続けることはできます。
ですが、「FX」は「証拠金取引」であり、現物を買うわけではありません。
また「FX」では最大25倍までレバレッジをかけることができるのですが、レバレッジをかけた取引の場合「強制ロスカット」の可能性が出てきます。
なので、現物株のように「(株価が)上がっても下がっても関係なくアホールド」ということがやりづらいのです。
「FX」で「アホールド」をしたい場合は「低いレバレッジ」で取引をすることです。
「レバレッジ1倍以下」だと実質的に強制ロスカットの可能性がほぼなくなります。
とは言え「スワップポイントの支払いの発生するポジション」だと、証拠金(資金)がじりじりと減っていくので、FXの「アホールド」をするならスワップポイントの受け取りの発生するポジションにしましょう。
長期間スワップポイントを受け取りつつ「アホールド」をして、(買いポジション保有の場合)為替レートが上昇したところで利益を確定する、というのがFXの場合の「アホールド」の利益のあげかたです。
当サイトで毎週調査している高金利通貨ペアのスワップポイント比較はこちら。
30万円ほどの資金から始められるハンガリーフォリント円、チェココルナ円、メキシコペソ円スワップ投資などはこちらのやり方の例一覧からどうぞ。
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FX 資金30万円 ハンガリーフォリント円 スワップ投資例 利回り期待値など 2023年3月
FXと株の違い動画はこちら。
アホールド・最後に
今回は株とFXの「アホールド」について書いてきましたが、当然ながら「安値圏」で買った方が利益は出しやすいですよ。
定期的に発生する「○○ショック」でお宝ポジションを仕込んで「アホールド」して果報は寝て待つことが出来れば最高ですね。
「リピート系FX」や「ループイフダン」でも、買いで始める場合は為替が安値圏時にスタートしたほうが長期間放置しやすいです。
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