当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
私も4年以上運用中、当サイト人気NO.1のリピート系FXのアイネット証券が提供する「ループイフダン」。
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ループイフダンとは?
今回は「ループイフダン」の両建てが最強とは思わない理由について。
この投稿での両建てとは「同じタイミングで両建てを開始して、それをし続ける両建て」という前提で執筆しています。
ループイフダンでの両建てのメリットは?
「ループイフダン」で両建てを行うことのメリットはなんでしょうか?
それは「為替が上昇しても下落しても為替差益が狙える」点です。
リピート系FXの一種である「ループイフダン」は新規注文→決済注文で利益を積み上げる自動売買FXです。
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リピート系FXとは?
が、B(買い)を選んだ際には下げ相場には利益はあまり伸びず、S(売り)を選んだ際には上げ相場には利益はあまり伸びません。
なので、B(買い)とS(売り)を同時に稼働させる「両建て」であれば、上げ相場でも下げ相場でも利益をあげられるので最強に思えるのですが・・・。
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ループイフダン両建てのデメリット・その1はスワップポイントの支払い
「ループイフダン」で両建てをすることが最強ではない理由・デメリットのその1は「スワップポイント」です。
「ループイフダン」に限らず、FXのスワップポイントには「買い」と「売り」では「さや・差額」があります。
以下は2021年3月28日に調査しましたアイネット証券・ループイフダンのスワップポイントです。*1万通貨あたり1日分。スワップポイントは日々変動します。
通貨ペア | 買スワップポイント | 売スワップポイント |
米ドル円 | +10円 | -45円 |
ユーロ円 | -40円 | +10円 |
英ポンド円 | +13円 | -37円 |
豪ドル円 | +2円 | -22円 |
NZドル円 | +3円 | -33円 |
カナダドル円 | +3円 | -15円 |
ご覧のように、スワップポイントは買いと売りでは差があるので、両建てしていてスワップポイントの支払いが大きい方のポジション数が多くなると、重石のように負担となります。
スワップポイントの支払いが大きい方のポジション数が多くなるのは、例えば今のスワップポイントの金額で、米ドル円で両建てして、為替が上昇していった場合などです。
上のチャートイメージ図のように、買いポジションは新規注文→決済注文でポジションの増加は起きませんが、売りポジションは決済されずにどんどんと積みあがっていきます。
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スワップポイントの支払いはかなりつらい
「数十円のスワップポイントの支払いなんて大したことないでしょ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほどご覧いただいた表の金額は1万通貨当たりで1日分です。
もしも仮に、1,000通貨で最大ポジション数を「30」にしていた場合、3万通貨のポジションを持つことになり、スワップポイントの日払いが日々発生します。
1年間なら、×365日分。
当サイトで、米ドル円のショート(S・売り)の売買システム(スワップポイントの支払いが発生する)を9カ月稼働させた結果は以下の投稿で公開しました。
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ループイフダン 米ドル円ショートの検証結果 約9カ月経過
また、売りスワップポイントで苦しい思いをした体験談は当サイト限定特典の以下のレポートでも書きました。
経験してみないとピンと来ないかもしれませんが、本当にボディブローのように効いてくる、苦しいものですよ。
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ループイフダン両建てのデメリット・その2は出口が狭い
「ループイフダン」で両建てをすることが最強ではない説・理由その2は「出口が狭い」点です。
冒頭でも前提条件を書きましたが「同じタイミングで両建てをスタートし、それを続ける場合」、「出口」が非常に狭いです。
「出口」とは「停止させ時」「やめ時」のこと。
例えば、105円ちょうどで両建てを開始した場合に、「両建ては最強じゃねえわ」「両建てやめてえわ」と思った時に損切り額を抑えるためには105円ちょうど近辺のみとなります。
105円開始で110円まで上昇してしまってから、両建ての「売りの分だけを損切りする・やめる」あるいは「両方をやめる」にしても、売りポジションをたくさん損切りしなければなりません。
また逆に、105円開始で100円まで下落してから買いの分を損切りするとたくさん損切りする必要があります。
片方だけ、買いだけの場合は高値圏はやめる・停止する際に損切り額は小さい・もしくはほとんど発生しませんし、売りだけの場合は安値圏はやめる・・停止する際に損切り額は小さい・もしくはほとんど発生しません。
それと比較すると「出口が狭い」両建て戦略は厄介なのです。
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ループイフダン両建ても通貨ペアやタイミング次第ではアリ
ただ、一部の通貨ペアで、いいタイミングであれば「両建ても悪くないな」とも思います。
筆者は両建てはしない派ですし、おすすめもしてはいませんが、この投稿執筆時点でループイフダンで最も人気のある通貨ペアの「豪ドルNZドル」などは魅力的に見えます。
7年以上、一定のレンジ内での値動きが続いているので、上に大きく抜けたり、下に大きく抜けたりして、買いや売りのポジションが偏るということはあまり起きていません。
この月足チャートを見ると中心の1.074近辺が始め時のように見えます。
どうしてか?このレンジが続くと仮定した場合、中央値・中心地の為替レートに近い方が辞めるチャンスが発生しやすく、上下どちらに抜けた時にも、資金管理をすれば耐えやすいからです。
ただ、チャートはあくまでも過去の値動きを表しているものなので、これから先もレンジが続くという保証はありませんので、注意喚起はしておきます。
さらに、ループイフダン(アイネット証券)の豪ドルNZドルのスワップポイントはさやが小さいです。
以下は2021年1月28日調査の1万通貨当たりのスワップポイントです。*スワップポイントは日々変動します。
豪ドルNZドル 買いスワップ |
豪ドルNZドル 売りスワップ |
-6円 | ±0円 |
先ほどご覧いただいた、他の通貨ペアよりもさや・差額は小さいですよね。
これはおそらく、アイネット証券が豪ドルNZドルの両建てユーザーが多いことを考慮して、さやを小さくしてくれているのだと思います。憶測・推測ですが。
ということで、ループイフダンの両建ては最強とは思いませんが、通貨ペアやタイミングを考えれば、武器にはなるかと思います。
30万円ほどの資金から始められるハンガリーフォリント円、チェココルナ円、メキシコペソ円スワップ投資などはこちらのやり方の例一覧からどうぞ。
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FXスワップポイント投資 やり方の例 まとめ
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FX 資金30万円 ハンガリーフォリント円 スワップ投資例 利回り期待値など 2023年3月
*追記 豪ドルNZドルの両建て、3年間の検証結果公開の投稿はこちら。
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ループイフダン検証 豪ドルNZドル両建て 3年以上経過 2021年12月10日
*追記 ループイフダンBSで豪ドルNZドル20と40の検証結果・3カ月目の投稿はこちら。
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ループイフダンBS 豪ドルNZドル 20と40 どっちが儲かる?比較検証3か月目 2022年4月4日
両建ての資金の目安はこちら。
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ループイフダン 両建て 資金
次の項で限定タイアップキャンペーンのお知らせがあります。
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「ループイフダン」が両建ては最強とは思わない説については以上です。
ループイフダン設定例まとめはこちら(こちらに私の最新の設定も)。
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