当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
インヴァスト証券の提供する「トライオートFX」。
多くのFX・資産運用ブロガーがすすめる?運用をしている?「コアレンジャー 豪ドル/NZドル」について手数料・取引コストを調査してみました。
おそらく、私のような視点で「コアレンジャー 豪ドル/NZドル」を分析しているブログ・サイトは少ないはずです。
ページコンテンツ
トライオートFXは直接的な取引手数料が発生するサービス
私がリアルマネー・リアル口座で運用しているリピート系FXは3種類です(総額1000万円以上の運用資金)。
過去に「トライオートFX」でも運用をしていましたが、今は使っていません。
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トライオートFXの運用と検証をやめた理由
ループイフダンとトラリピは取引手数料は発生しません。
トラッキングトレードは手数料がかかります。
今回の調査対象の「トライオートFX」は売買手数料(*自動売買注文時)が往復かかります。以下がその表です。
1万通貨未満 | 1,000通貨単位当たり20円 (対外貨通貨は0.2外貨) |
1万通貨以上10万通貨未満 | 1,000通貨単位当たり10円 (対外貨通貨は0.1外貨) |
10万通貨以上50万通貨未満 | 1,000通貨単位当たり5円 (対外貨通貨は0.05外貨) |
50万通貨単位以上 | 無料 |
1回の発注数量が1万通貨未満の方が多数ではないでしょうか?
なので、最上段の1万通貨未満の取引時の売買手数料をご覧ください。
上の表は片道のもので「トライオートFX」の売買手数料は、往復発生します。
表をご覧いただくと、1万通貨未満の取引時の売買手数料は往復で合計40円(対円通貨の場合)です。
1,000通貨×10銭分の値幅を獲得した場合、100円の利益が発生するはずです。その中の40円は売買手数料で消える(対円通貨の場合)ということです。
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トライオートFX 豪ドル/NZドルのスプレッドは広すぎる
「トライオートFX」の豪ドル/NZドルのスプレッドを公式ホームページで確認しました。
スプレッドは5.8pips原則固定です。
「トライオートFX」では17通貨ペアが用意されているのですが、その中で豪ドル/NZドルのスプレッドが最も広いです。
豪ドル/米ドルのスプレッドは1.4pips、NZドル/米ドルのスプレッドは2.0pipsなので、比較してもかなり広いですよね。
豪ドル/NZドル(今回の調査対象のコアレンジャー)のスプレッドは、豪ドル/米ドルの4倍以上です。
ちなみに、トルコリラ円のスプレッドは5.5円なので、それよりも広いスプレッドだということです。
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コアレンジャー 豪ドル/NZドルの取引コスト
「トライオートFX」の「コアレンジャー豪ドル/NZドル」の取引コストと利益に対する割合を見てみましょう。
ログインして確認してみたところ、中心のコアレンジでは細かく(小さな)売買します。
その外側のサブレンジでは大きな値幅で売買します。
前者の中心コアレンジは利益確定幅20pips、後者のサブレンジの利益確定幅は70pipsです。
以下が、中心コアレンジで20pipの利益を獲得した場合(*1万通貨未満の取引時)。
20pipースプレッド5.8pipsー手数料4pips=10.1pips。
なんと、利益の半分近くの取引コストが発生していることになります(*スプレッドは間接コストなので利益は16pipsになるはずですが)。
利益の約半分が取引コストというのは、割高すぎるのではないでしょうか。
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取引コストが高くても利益が出ていればいい?
「取引コストが高くても利益が出ればいいのでは?」
そう思われた方もいらっしゃるかと思います。確かにその通りです。
現時点での収益率にばかり目がいきがちですが・・・はたして「コアレンジャー 豪ドル/NZドル」はリピート系FX運用の選択肢の中で、最も良いものなのでしょうか?
穴はないのか?他の選択肢もないのか?なども含めて、後日に別記事で書きたいと思います。
*追記 コアレンジャーを検証シリーズ第2弾はこちら。
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コアレンジャー 豪ドル/NZドル スプレッド比較すればインヴァスト証券が儲かる仕組み
*追記 第3弾 コアレンジャーの仕組みと、ループイフダンとの比較、同様のことをする場合の設定例を公開しました。
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コアレンジャー 豪ドル/NZドル ループイフダン 比較と設定例
*追記 後日に6社で豪ドル/NZドルの取引コストを調査してみました。
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豪ドル/NZドル リピート系FX 取引コスト比較
*追記 ループイフダンの豪ドルNZドルの設定例を含む、最新の設定例はこちらの公式ブログの設定例まとめ・こちらのオレンジ色のボタンから飛べます。