当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
インヴァスト証券の提供する「トライオートFX」の「コアレンジャー 豪ドル/NZドル」。
その収益率の高さばかり注目されていますが、いろいろと気になる点があります。
豪ドル/NZドルのスプレッドは不自然に広い
昨日のこちらの記事で、「トライオートFX」の豪ドル/NZドルのスプレッドについて書きました。
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トライオートFX コアレンジャー 豪ドル/NZドルは取引コストが割高すぎる
豪ドル/NZドルのスプレッドは5.8pips原則固定です。
*追記 その後、豪ドルNZドルのスプレッドは縮小され3.5pipsになりましたが、原則固定は廃止されました。
以下は、トライオートFXの米ドル・豪ドル・NZドルが絡む通貨ペアのスプレッドです。*投稿公開時点の情報です。
通貨ペア | スプレッド(pips) |
米ドル/円 | 0.3 |
豪ドル/円 | 0.6 |
NZドル/円 | 1.7 |
英ポンド/米ドル | 1.4 |
ユーロ/米ドル | 0.3 |
豪ドル/米ドル | 1.4 |
NZドル/米ドル | 2.0 |
ユーロ/豪ドル | 2.0 |
豪ドル/NZドル | 3.5 (2023年6月追記時点) |
他のマイナーな通貨ペアのユーロ/豪ドルなどと比較しても2倍以上のスプレッドでした。
少し不自然な印象を受けるのは私だけでしょうか?
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他社豪ドル/NZドルとのスプレッド比較
インヴァスト証券・トライオートFX内だけではなく、他社とも比較してみました。
実は豪ドル/NZドルは取り扱いをしているFX会社が少ないマイナーな通貨ペアです。
取り扱いのある5社で豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルと並べて比較してみました。
ヒロセ通商、JFXはリピート系FXでもシステムトレードでもないので比較対象としては少し違う気もしますね。
比較対象としては松井証券(FX自動売買)が一番妥当でしょうか。
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トラリピ 松井証券 FX自動売買 スプレッド スワップポイント 比較
トライオートFXは1万通貨以下の取引時には往復で4pipsの手数料が必要です。1000通貨取引なら7.5pips相当のコストです。
対する松井証券FX自動売買は手数料無料なので2.5pipsのみです。
その他のスプレッドをトライオートFXと松井証券で比較した投稿はこちら。
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トライオートFX 松井証券 FX自動売買 スプレッド スワップポイント 比較
見ていただきたいのはトライオートFXの豪ドル/NZドルのスプレッドだけが他社と比較しても突出して広い点です。
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コアレンジャーで儲かるのはインヴァスト証券
今回のスプレッド比較でどう感じられたでしょうか?
インヴァスト証券・トライオートFXの通貨ペアの中でも、そして他社と比較しても豪ドル/NZドルのスプレッドだけが不自然に広いですよね?
「コアレンジャー 豪ドル/NZドル」では、豪ドル/NZドルという通貨ペアが長期間レンジ相場であるという点に着目したのは素晴らしいと思います。
豪ドル/NZドルの月足チャート画像はメタトレーダー4のものです。
ただ、この豪ドル/NZドルのスプレッドが、コアレンジャー(を実装する前提)から逆算して算出されたスプレッドだとすると、ちょっと恐ろしいですね。
まあ、いくらなんでもそんなことはないと思いますが。
顧客から受けた注文をインターバンクに流すのに豪ドル/NZドルだけ特にコストが高いということはありえるのでしょうか。それもインヴァスト証券だけが。
顧客も利益が出せているシステムのようですが、それ以上に儲かっているのはインヴァスト証券のように思えます。
この検証シリーズはまだ続きます。
*追記 コアレンジャーの仕組みと、ループイフダンとの比較、同様のことをする場合の設定例を公開しました。
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コアレンジャー 豪ドル/NZドル ループイフダン 比較と設定例
*追記 後日に6社で豪ドル/NZドルの取引コストを調査してみました。
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豪ドル/NZドル リピート系FX 取引コスト比較
*追記 ループイフダンの豪ドルNZドルの設定例を含む、最新の設定例はこちらの公式ブログの設定例まとめ・こちらのオレンジ色のボタンから飛べます。