当サイト室長のスノーキー(小手川征也)です。
過去に当サイトで何度か私のやり方をご紹介しました「ポーランドズロチ円とユーロ円の(いわゆる)サヤ取り戦略」と、私はやっていませんが、IG証券を利用した「ユーロズロチの売り」戦略。
その両方を「今は」おすすめはしません。
理由などについて書いていきます。
公式ブログでも同様の記事を公開しましたが、注意喚起のため当サイトでもお伝えしておきます。
私は実際にLIGHT FXで100万円の資金で運用をしていてものすごくうまくいき、資金を300万円に引き上げたら、想定と違う展開になったので、70万円近く損切りすることとなりました。
*追記 2022年11月版、みんなのFXを活用したユーロズロチ売り戦略はこちら。
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証券会社(FX会社) みんなのFX ユーロズロチ設定例 30万円 ロスカットレートも計算
後日に、この通貨ペアの新しい設定例を公開している場合があります。
こちらの投稿で設定例をまとめているので、公開日から日数が経過している際は以下をご確認ください。
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FXスワップポイント投資 やり方の例 まとめ
この投稿は以下のYouTube動画をもとに情報を新しくしてお伝えします。
おすすめしない理由・その1 ユーロズロチがレンジ上抜け
この手法を「今は」おすすめしない理由その1は「ユーロズロチ」の値動きです。
ユーロズロチのチャートをご覧いただくと、直近高値は4.6台後半、先週末は4.5台で推移しています。
ユーロズロチの売り、及びポーランドズロチ円とユーロ円のサヤ取り戦略は、ユーロズロチが4.25~4.35ぐらいのレンジで行ったり来たりをしていることが前提です。
が、その前提(レンジ)を大きく上に抜けてしまっている以上、もうこの投資法はすでに破綻していると言えます。
*追記 この後2022年3月にはユーロズロチは4.9まで上昇しました。それが以下のチャートです。
ユーロズロチの売りの場合、上に上がれば上がるほど、有利な条件と見ることができるのですが、これはスワップ投資でトルコリラ円などが下がれば下がるほど有利(安値で買えるから)と同じです。
トルコリラ円などのスワップ投資で「下がったからチャンスだ」であれば、ユーロズロチも同様で「上がったからチャンス」ではあるのですが、その後どうなるのか?(どう為替が動くのか?)が問題です。
上に上がりすぎてしまうと、売りで入っている以上、損失に繋がってしまうわけです。
永遠に上がり続けるわけはない?ユーロズロチのようなマイナーな通貨ペアで、それを断言することはできません。
これは今の水準で反転して下落する可能性もありますし、さらに上昇する可能性もあるので、あとでどうなったか?は結果論でしかありません。
今言えることは「確かに前提条件のレンジから上に抜けてしまっている」という事実です。
おすすめしない理由・その2 スワップポイントが変動
おすすめしない理由・その2はスワップポイントが変動してしまったことです。
以前はLIGHT FXやみんなのFXでポーランドズロチ円の買いポジションを持てば買いスワップポイントが、売りポジションを持てば売りスワップポイントがもらえていたのですが、直近はその前提が崩れています。
SBI FXトレードも含めた上の一覧表をご覧ください。
LIGHT FX&みんなのFXの両サービスでは、ユーロ円の売りポジションを持つとスワップポイントの支払いが発生してしまいます。
なので、ポーランドズロチ円とユーロ円で異通貨両建てのようなことをしても、利回り期待値はそんなに高くないのです。
2020年3月27日分のスワップポイントで計算してみると、ポーランドズロチ円4.3万通貨=+34.4円。ユーロ円1万通貨=-20円。
1日に得られるスワップポイントは、+14.4円です。一カ月だと+1032円。
さっきの数量(4.3万通貨対1万通貨)を持つ場合の、一般的なやり方・例の必要な証拠金の目安は20万円なので、年利期待値を算出してみると、わずか5%強です。
これで「ほぼノーリスク」ならいいのですが、「ほぼノーリスクではない」ことを、直近のユーロズロチの値動きが証明しています。
おすすめしない理由・その3 IG証券はスプレッドが広すぎる
おすすめしない理由・その3は「IG証券のユーロズロチのスプレッドが広すぎるから」です。
IG証券のユーロズロチの売りスワップポイントは、以下の青色の部分ですが、1万通貨あたり、それなりに高額です。
が・・・以前のこちらの投稿でも書きましたが、スプレッドがあまりにも広すぎます。
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IG証券のユーロズロチ検証はスプレッドが広すぎる(取引コストが高すぎる)
スプレッドが190ポイントに広がっている時もあり、これは米ドル円などの対円通貨ペアでいうと、1円90銭のスプレッドと同じ幅です。
今は大手FX各社の米ドル円スプレッドは0.2銭程度です。
その950倍の取引コストということです。
こんなスプレッドで取引していたら、スタート時の含み損から利益に転換するまでにかなりの日数がかかってしまいます。
ただ、NY時間と呼ばれる夜にはスプレッドが45ポイント程度まで狭くなる瞬間もあります。
2022年に再調査をしても、IG証券のスプレッドは鬼のようでした。
とは言え、米ドル円スプレッド0.2銭と比べたら225倍のスプレッドですが。
おすすめしない理由・まとめ
「ユーロズロチの売り」及び「ポーランドズロチ円とユーロ円のサヤ取り戦略」を「今は」おすすめしない理由まとめ。
・ズロチ円とユーロ円のスワップポイントがおいしくなくなった
・IG証券はスプレッドが広すぎる
ただ、以前は本当に良い投資法でした。
「今は」おすすめしないだけで、値動き・スワップポイント・スプレッドが安定してきたら、また魅力的な投資対象・戦略に戻る可能性も十分にあります。
ということで、ユーロズロチ系の投資を今はおすすめしない理由でした。
2022年11月に公開・ユーロズロチの売り・30万円資金での例はこちらの投稿で。
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証券会社(FX会社) みんなのFX ユーロズロチ設定例 30万円 ロスカットレートも計算
高金利通貨ペア3兄弟のスワップポイント比較記事一覧はこちらからご覧いただけます。
30万円の資金での資金別の例
30万円の資金例のリンク集です。
30万円ほどの資金から始められるハンガリーフォリント円、チェココルナ円、メキシコペソ円スワップ投資などはこちらのやり方の例一覧からどうぞ。
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FXスワップポイント投資 やり方の例 まとめ
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FX 資金30万円 ハンガリーフォリント円 スワップ投資例 利回り期待値など 2023年3月
中国人民元円スワップ投資の資金30万円での例はこちらです。
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FX 中国人民元円(CHN/JPY) スワップ投資 資金30万円例 利回り期待値など
ループイフダンの資金30万円での例はこちらです。
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ループイフダン 資金30万円設定例 カナダドル円・豪ドル円・NZドル円 2020年6月更新
トルコリラ円スワップ投資・資金30万円・50万円・100万の例はこちらです。
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【スワップ30円&38円】FX トルコリラ円スワップ投資 資金30万円例 利回り期待値など
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